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【プリコネR】第2部-第2章「禍のレギオン」メインストーリーのあらすじ・感想・考察

公開:2020年05月16日 (最終更新:2020年12月13日)

皆さん、こんにちは。アプリビレッジのもりすかだ。
いつも読んでくれてありがとう。

前回は第二部開始ということで、新キャラが出てきたり、主人公が幼児化したり、プリンセスフォームが出てきたりと盛りだくさんな話だった。覇瞳皇帝の暗殺を企てたというシェフィが幼児化してしまったのは、主人公との触れあいが原因なのか、それとも、なにか別にあるのか、たくさんの伏線が盛り込まれただけに先が全く読めない。どんな話になるのか、早速見ていこう。

第1話「どうしてお腹が空くのかな」

あまりにもお腹が空きすぎて、泣きながらも食事をしてしまうユイ。その隣ではペコリーヌも激しくご飯を食べていた。その様子を見て呆れるキャルやヒヨリたち。王家の装備の影響でお腹が空いてしまうペコリーヌはともかく、そんなものは使っていないユイまでどうしてお腹が空くのか、みんなは首を傾げる。

食事の合間にぼそりと漏らすペコリーヌ。どうやら主人公の「プリンセスナイト」の力がグレードアップした「プリンセスフォーム」の影響らしい。未知の力だが、呼び名がないと不便と言うことで、とりあえずネネカがつけた名前のようだ。

世界の危機を知らせに来たネネカが、主人公が捕まっていることを報せ、プリンセスフォームについても教えてくれた。その中で魂にダメージを負った主人公が、完全に元通りになることはないことも告げる。

第2話「ネネカの直感」

覇瞳皇帝が最後の言い残した、これから元凶と直面するという話。覇瞳皇帝は元凶に立ち向かう戦力を作るために、王宮だけでなく、裏社会にも手を伸ばしていた。その覇瞳皇帝が倒れたことで、裏社会も王宮同様に大混乱を引き起こしてしまう。その時に勢力を一気に拡大させたのがギルド「レイジ・レギオン」だ。

それまで全く誰も知らなかったような無名ギルドだったが、七冠にも勝るとも劣らない「この世界の法則を超越した力」を備えたメンバーで構成されている。圧倒的な力で裏社会を制圧した「レイジ・レギオン」が、次に狙うのがランドソル。

そして、ネネカの直感ではあるが、覇瞳皇帝が言っていた元凶と「レイジ・レギオン」は繋がっている。ネネカさえ震えてしまうような恐怖が迫っていた。

「レイジ・レギオン」に対抗できるのは、主人公が手に入れた新しい力、プリセンスフォームの力だけ。だが、力を使ってお腹が空いてしまうのも、幼児化してしまった主人公が、力を使いこなせていないからだ。世界を救うためにも、食べ過ぎて太ってしまわないためにも、一刻も早くその力を使いこなせるようにならなければならない。

第3話「再会の迷宮王」

食事をしながら、そんな話をしているところに、急に晶こと、ラビリスタが声をかけてきた。覇瞳皇帝の暴走を止めてくれたこと、そして、覇瞳皇帝を殺さないでおいてくれたことに深い感謝を告げるラビリスタ。プリンセスフォームの力がどうして発現したのかは、ラビリスタにもわからない。

もくもくと食事をしていたシェフィだったが、ラビリスタと目が合った瞬間、突然、ラビリスタに敵意を持って突っ込んでいく。袖に噛みつき、威圧したようなうなり声を上げる。

やっと思いで、シェフィを落ち着かせると、今度は主人公の姿がなくなっていた。見ていた人の話によると勝手口から店の外に出ていったらしい。コッコロたちは急いで主人公を探しに出る。

第4話「幽寂の乙女」&第5話「彼女たちの望み」

絡まれたゴロツキに怖がりながらも、あっさりと片づけてしまった謎の女。夜でもたくさんの灯りがあるランドソルの街並みに驚きを隠せない。勝手に外に出て、迷子になった主人公が泣きじゃくっていると、その女が主人公を見つけて話しかけてくる。

声をかけられて主人公が泣き止むと、謎の女が自分は「ランファ」だと名乗った。主人公も名前を教えると、歌を聴いてくれと言ってくる。そこにコッコロが駆けつけてきた。

主人公を保護してくれていたと思ったコッコロは、ランファにお礼を告げる。お礼を言われた、ランファは溶けるように消えていった。一言、あなた達は早くこの町を離れた方がいいと言い残して。

それから数日後――

闇夜の中、ドラゴンに乗ったランファがランドソルの上空で歌を歌うと、手に持ったおかしな物体から、幾多ものドラゴンが生まれた。そして、それらはランドソルへ向かって襲いかかっていく。

第6話「面従腹背」

時は戻り、カリザの襲撃があった翌日。ペコリーヌは貴族議長の長、ゴウシン侯爵を謁見の間に呼び出していた。

主人公たちを牢に閉じ込めたことに対する抗議だ。ゴウシンは手違いがあったと謝罪をしながらも、「シェフィ」が指名手配だったと付け加える。忠実に職務を全うしただけだという、ゴウシンをペコリーヌはそれ以上、避難することはできなかった。

ペコリーヌを手玉に取ったゴウシンが、悠々と王宮を歩いているとクレジッタに話しかけられる。王宮内に勝手に入ってきたクレジッタを叱咤するが、許可状は王女であるペコリーヌが出していた。王女の甘さを遠回しに二人でしながら、着々と私腹を肥やしている二人。今度も何か企みがあるらしく、クレジッタに人手を集めるようにゴウシンが依頼する。

自分の「黄金の手」を使わずに、汚れ役を押しつけてくるゴウシンに腹黒さを覚えつつも、お金のためにクレジッタはその依頼を受ける。王宮を立ち去り、いつものようにゴロツキたちを呼びにいくと、全身を翡翠で固められていた。その魔力は圧倒的で思わずクレジッタの頬を冷たい汗が流れていく。

第7話「策謀のレギオン」

ランドソルから遠く離れたある砦。

転移してきたランファにいきなり抱きつくミソラ。そこに集まってくるカリザやアゾールド。そして、ギルドマスターのゼーン。彼らは五人で「レイジ・レギオン」だ。

それぞれの願いを叶えるためだけに集まっているおり信頼も薄い。だが、ランドソルを滅ぼすことについては統一されていた。その中で、七冠の行方についても話題に出てくる。王宮に幽閉されている覇瞳皇帝の居場所以外はわかっていなかった。

ゼーンは翡翠に閉じ込められた男を見て、小さく呟く「狩るべき七冠は、あと4人」と……

第8話「骨禍強襲」

数日後、ランドソルの下町。ミツキが魔物の毒にやられた少年に治療を施していた。

診察も終わり、帰っていく少年を見送る。今日の診察も終わったと安心しているところで急に聞こえてきた爆発音。診察所にいたギルドメンバーも急いで外に出てくる。

近くにはワイバーンのスケルトンが降りてきている。その身体の構成は本物の竜の骨ではなく、鉱物でできている。おそらくゴーレムに近い何かだ。敵の戦力もわからないが、あんな巨体に街中で暴れられては壊滅しかねない。

ワイバーンを倒そうとみんなが立ち向かっていく。敵はかなり手強く、全員で力を合わせてやっとの思いで1体を倒した。

安心しているところに新手が現れる。しかもその数は5体。そして、それらを率いるように姿を見せたランファ。圧倒的な絶望がミツキたちを襲う。

第9話「翡翠の墓標」

魔物が現れたと聞きつけて、コッコロたちもランドソルの下町にやってきていた。

シェフィは寝かせたままだが、主人公は一緒に来ている。寝ていたところを無理やり起こしたため、主人公は眠くてふらふらだ。それでも「レイジ・レギオン」の襲撃なら、プリンセスフォームの力が必要になる。連れてこないわけにはいかない。

下町へ向かうとランファの姿が見えた。その後ろには翡翠に囚われたミツキたちの姿がある。

彼女の願いは静かな場所。騒がしくてうるさいこの世界がイヤなようだ。話しても無駄だと悟ったランファは歌を歌い始める。魔力を乗せた歌。その歌声に合わせて、ワイバーンスケルトンだけでなく、シャドウも出てくる。

しかし、ランファはシャドウではなく「この世界のエラー」だと言う。意味のわからない話だが、ゆっくりと話している場合でも無い。

キャルが主人公に声をかけて強化を施してもらう。強化されて意気揚々と敵と戦っていたが、主人公は眠くなったらしく、倒れたように眠ってしまった。突然、強化が切れてピンチに追い込まれるキャル。見計らっていたようにペコリーヌが助けに来た。そして、主人公を起こすと、ユイと一緒にプリンセスフォームの力を発動させる。

その力は圧倒的で歯が立たなかったワイバーンスケルトンをあっさりと屠る。だが、残り3匹になったところで、突然、プリンセスフォームの力が解除されてしまう。驚くペコリーヌたち。主人公も頑張ってまだ起きている。どうして変身が解けてしまったのか、主人公たちが知らない秘密がまだ何かあるようだ。

第10話「あなたの傍に」

ランファの攻撃を受けて、甘い匂いが広がるとみんなの力が抜けはじめる。そして、それと同時に身体には緑色の結晶が増えていく。

ミツキたちもこの攻撃でやられたようだ。放っておいたら、自分たちも結晶化してしまう。ユイの回復魔法でも進行を止められない。唯一、ランファの攻撃をほとんど受けていないのは、直前に主人公が庇ったコッコロだけだ。

みんなを守って傷ついていくコッコロに、ランファは逃げれば、追わないと忠告する。コッコロの中に迷いがあるのを感じていた。

図星を突かれたコッコロは黙り込む。コッコロは以前にラビリスタに言われたこの世界の秘密をみんなに言えないでいた。本当の世界に戻ると言うことは、この世界で主人公と一緒にいられる時間の終わりでもある。夢の様な時間がずっと続いて欲しいと願っていた。それが迷いになり、ランファに見透かされてしまったのだろう。

けれど、それは逃げているだけだ。どんなことがあってももう絶対に逃げない。コッコロの気持ちが伝わったのか、主人公はいつもの顔に戻り、コッコロを呼ぶ。呼ばれたコッコロは急いで向かい、主人公に言われるがままに、必ずやみんなとこの世界から、あちらの世界に戻ると誓いを立てた。そして、主人公に「唱えて」と言われて、コッコロは元気よく頷き、叫んだ。

「チェンジ、プリンセスフォーム」

第11話「浄化の光」

コッコロが祈ると、浄化の光でみんなについた結晶が消え、ワイバーンスケルトンも弱体化していく。あっと言う間にワイバーンスケルトンを壊滅させる。残ったのはランファだけとなった。今度はコッコロがランファに退くように進言する。

ランファが何か仕掛けようとしてきたとき、同じく結晶化から解放されたミツキたちの攻撃魔法が彼女を襲う。激しい土煙が上がり、コッコロたちまで吹き飛ばされる。周りは土煙で何も見えず、主人公の姿だけない。コッコロたちは主人公を呼ぶが、反応もなく、コッコロのプリンセスフォームも解かれていた。

土煙が晴れるとなぜか、主人公がランファに抱きついている。というか、限界が来て寝ていた。コッコロに言われるがまま、ランファは主人公を離すとその場から姿を消す。騒いで主人公を起こすのが嫌だと言う理由だった。カリザが使った転移を彼女も使えるようだ。

ランファがいなくなって安心していたが、レイだけは周りを心配げに伺っている。物陰からシェフィが覗いていたのを見かけたらしい。だが、その姿はすでになく、みんなはそんなわけないと笑い飛ばす。レイも自分の見間違いだったと納得した。

そして、コッコロにも限界がやってくる。その顔が青くなっていることにみんなも気がついた。怪我でもしているのかと心配するみんなにコッコロは告げた。お腹ペコペコだと……

「禍のレギオン」の感想

謎だった【レイジ・レギオン】の人数が5人だったことやすでに七冠の一人がやられているなど、世界が大きく動こうとしているのがわかる話だった。

面白かったんだけど、コッコロの「プリンセスフォーム」を出すためのストーリーだったと言わざるを得ない。ランファも翡翠にすると言う無敵ぽい力だったが、コッコロがあっさりと無効化してしまった。今後出てきてもコッコロが完璧に対処できるなら、その魅力も半減だ。

まあ、最後にまだなにかやりそうだったし、隠された力があるに違いない。「レイジ・レギオン」は全員、七冠に勝るとも劣らない力の持ち主で魅力溢れるキャラなのに、「プリンセスフォーム」だけでケリがつく、ワンパターンな展開は避けて欲しいところだ。ガチャを回して欲しいのはわかるけどね。

この世界をおかしくしてしまった人がいると言う話も出てきた。一体何者なのか、今後の展開が非常に楽しみだ。それではまた次回!

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