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【プリコネR】第1部-第6章「忘れられた王女」メインストーリーのあらすじ・感想・考察

公開:2018年08月05日(最終更新:2020年12月13日)

皆さん、こんにちは。アプリビレッジのもりすかだ。

前回は前作から今作へと話が移り、色々な面でプレイヤーたちの謎になっていた部分の説明になっていた。しかし、主人公はそもそもの言葉の意味をわかっていないので、何を言われても首を傾げるだけ。非常に歯がゆいが世界が根底からおかしいと言われても、そんな反応しかできないものだろう。重要なキャラがすべて一ヶ所に集められ、まとめて始末されそうになった前回のラスト。今回はそこからの復活劇となるのか。それでは見ていこう。

第1話「動乱の夜明け」&第2話「ウィスタリア家の秘密兵器

「それじゃあ、行ってくるから」と元気よく「サレンディア救護院」のギルドハウスから出ていこうとするサレン。それを見送るのはスズメ。山頂で謎の爆発が起こり、史上稀に見る被害が出て、その調査に向かおうとしているところだ。

外に出るとそこには「メルクリウス財団」のアキノが待っていた。高らかに笑いながら飛空挺に乗ってサレンを迎える。

あまりの規模に違う派手な出迎えに戸惑いながらも、飛空挺にサレンも乗り込む。移動時間がかなり短縮できそうだ。憎まれ口を叩き合いながらもどこか仲良さげな二人。互いにお嬢様だけあって何か通じるモノがあるのだろう。二人は愉しげに空の旅へと飛び立っていく。

それを見送っていたスズメ。クルミとアヤネに話しかけられて振り返る。なんでも主人公の部屋から物音が聞こえてくると言うのだ。主人公がまだ帰ってきていないことを知っているスズメは自分が見てくると言って、脅えている二人を安心させる。

「シャドウ」や魔物かもしれないと、ビビりながらも主人公の部屋に踏み込むスズメ。そこには、驚く光景が広がっていた。

なんと、行方不明であるはずの主人公がベッドの上で寝ており、そのとなりにはペコリーヌとコッコロが寄り添っていた。突然の出来事にスズメは悲鳴にも似た怒鳴り声を上げた。

第3話「安らぎのマイホーム」&第4話「奪われた『プリンセス』」

翌日、ペコリーヌが「サレンディア救護院」で朝食の準備を終えていた。みんなを笑顔で食卓に招き、食事を勧める。本来なら自分の役目なのにとスズメも申し訳なさそうに食事に口をつけた。かなり美味しいらしく、クルミやアヤネも笑顔を見せる。その隣では静かにコッコロが食事をしている。食事も落ち着いたところで話題はもちろん、昨晩の出来事へ移る。

大変な状況からなにがどうなって、昨晩のベッドで一緒に寝ることになったのか、誰もが興味を持っていた。コッコロは神殿から帰ってきたら、主人公とペコリーヌが一緒に寝ていたから、自分も一緒にと布団に潜り込んだだけ。

正直なところ、ペコリーヌは記憶が飛んでおり、ユースティアナの大魔法の後から、一緒に寝ていた経緯を覚えていなかった。自分たちがどうして助かったのかもわからない。気がつけば、ここのベッドで主人公と一緒に寝ていたというのが、ペコリーヌの意見だ。そして、もちろん主人公もペコリーヌと同じで、どうして助かったのかまったくわからない。

山がいくつも消し飛んで、地形が変わるほどの大出力の魔法を防げる人なんているのだろうか。それでも主人公とペコリーヌが助かったのだから、誰かしらがなにかの手段で魔法を防いだ、と言うコトで話は落ち着いた。そして、話題はユースティアナとペコリーヌの関係について変わっていく。

ペコリーヌは自己紹介からはじめる。彼女の本名は「ユースティアナ・フォン・アストライア」。このランドソルを統べる王族の長女だ。

このランドソルでは伝統的にお姫様が君主となるので、ペコリーヌはこの国で一番偉い人と言っても過言ではない存在。そんな身分の人がどうして一人で旅をしているのか、さらにどうして誰もプリンセスであるコトに気がつかないのか、疑問を感じてしまう。

ペコリーヌの話では、今、この国の君主とされている人物は王族を語る「偽物」で、ペコリーヌはその人物に名前も立場も何もかもも全て奪われてしまった。どういうわけかわからないが、ある日、突然、そういうコトになってしまったようだ。

そして、ユースティアナと名乗る謎の獣人を、お姫様として扱うようになっていた。それが獣人を排他的に扱っている王族が、なぜか獣人というおかしな構図を作っている原因らしい。いきなりこんな話をされたら信じられないが、その獣人が昨日、わけのわからない話をしながら、主人公たちを追い詰めたあの「ユースティアナ」であれば、十分に信じるに足る話だった。

第5話「遅れてきたヒーロー」

朝食が終わったあと、主人公たちは行動を開始していた。サレンに無事を伝えようとしたが、大魔法の影響かこの地域全体の魔力の流れが乱れていて、通信魔法も使えない状態だ。「牧場(エリザベスパーク)」へ向かったようなので、主人公たちもその足取りを追っていく。

テント村を作って生活しているところへ行ってみたが誰もいない。火を焚いたような跡はあるのだが、煙のように急に消えてしまっている。足取りが全く掴めず、主人公たちは途方に暮れていた。そんな時、大きな声を上げて騒ぐ少女を発見する。彼女は「王宮騎士団(NIGHTMARE)」の「マツリ」だ。寝坊したと言って騒いでいる。他に手がかりもなく、話を聞いてみることにした。

怪しまれていたが、事情を説明すると信じてくれ、「牧場(エリザベスパーク)」の人たちが牧場に戻って、復旧作業を始めていることを教えてもらう。爆心地から離れていたため、爆発には巻きこまれていないらしい復興支援を手伝いに行くと言うマツリと一緒に、主人公たちも牧場へ向かうことになった。

第6話「王宮騎士団の少女たち」&第7話「『正義の味方」の復興支援

道中で、マツリが「王宮騎士団(NIGHTMARE)」だと知り、顔を曇らせたペコリーヌ。自分が「お姫様を語る偽物」として指名手配されていることを告げる。マツリはその話を聞き、険しい顔でペコリーヌに迫っていく。暴力的な対応にペコリーヌも剣を抜き、応戦しようとする。そこに人がやってきた。

彼女も「王宮騎士団(NIGHTMARE)」で名前はトモ。マツリの状況を見て、助太刀に入ってくる。なぜか、トモと戦うことになったペコリーヌ。互いの剣閃が火花を散らす。二対一ではペコリーヌが不利と感じた主人公はコッコロと一緒に手助けをしようとする。だが、割って入った主人公の顔を見て、トモが突然、剣を降ろす。

なにやら主人公に逢いたくて、ずっと探していたらしい。しかも、話したいことがあると、トモは唐突に休戦を持ちかけてくれる。「王宮騎士団(NIGHTMARE)」に良い感情を持っていないペコリーヌは対話を拒みたいようだが、馬車で牧場へ連れて行ってくれるという嬉しい提案もあり、話に乗ることになった。

トモが用意した馬車を使って、なんのトラブルもなく牧場に辿り着いた主人公たち。「牧場(エリザベスパーク)」は全てが元通りというわけではないが、この短期間で見事なほどに復興を果たしていた。牧場の人たちの顔を見て、安堵の息を漏らす。

トモはまだ作業が終わってないので、後で時間をとって情報の交換を約束する。美味しいレストランがあると言われて、ペコリーヌはうきうきとしている。約束まで時間があるので、主人公たちはサレンを探すことになった。

第8話「神出鬼没の少女」&第9話「理想郷の復興」&第10話「手と手を取り合って」&第11話「魔物の巣窟」

牧場を歩いていると、「リン」と「シオリ」に話しかけられる。

凄い勢いで復興している牧場に感心していると、たくさんのギルドが手助けに来てくれていることがわかる。その中に「リマ」の知り合いのすごい魔法使いがいて、ちょちょいのちょいで厩舎とかをあっさり復興させてくれたらしい。彼女の名前は「ネネカ」で、名前を聞くとコッコロがどこかで聞いたことのある名前だと呟く。なんだか気になるとのことで、後で紹介してもらうことになった。サレンの居場所が近くの厩舎と分かったので、そこへ向かう。

厩舎に着くとサレンが「ミフユ」と激しく言い合っているのが目に止まる。なにやらこの牧場に対する考え方の違いで揉めているようだ。景観を大事にしたいというサレンと未来に向けて景観を壊してでも施設の導入が必要というミフユ、意見は完全に割れていた。

そこに割って入ったのは「タマキ」、二人を宥めつつ、話をまとめてくれた。無事に解決したところで、ようやく主人公たちに気がつく。無事を喜び合った次は、この辺りにすむエルフ族が被害に遭ったという話を耳にする。サレンとコッコロはエルフ族ということで、後で様子を見に行くことになった。そんな話をしていると、声をかけられる。

彼女は「ユカリ」、けが人の治療をしていたが、近くに魔物がうろついているようで、不安になってやってきたようだ。追い払うためにタマキとミフユが手を上げた。他にやる事もない主人公たちも魔物を追い払う手伝いをする。準備をしていると、どこから聞きつけたのかアキノがやってきて、自分も行くと言い出す。

飛空挺で魔物の巣穴を狙うというアキノとミフユ、ユカリ。主人公たちはいぶり出された魔物をタマキと一緒に退治することになった。

第12話「とらわれの誓約女君」&第13話「もう一人の囚人」

場面が変わり、視点はクリスティーナ。彼女は牢屋の中に閉じ込められており、悪態をついていた。

彼女も大魔法から無事に難を逃れていたが、どうして自分が助かったのかわかっていない。わかることと言えば、赤髪の女「ラビリンス」の首領であるラビリスタが、ムイミ(ノウェム)からなにかブローチのようなモノを受け取っていたことだ。あれが今回の爆発から助けてくれたのであれば、なんとかして手に入れたかった。

爆発の次の瞬間には、もうクリスティーナは王宮の自室にいた。瞬間移動したようだ。それから自分を殺そうとした陛下に仕返しをしようと王座の間へ進撃したところ、「王宮騎士団(NIGHTMARE)」の精鋭達に取り押さえられて牢屋にぶち込まれてしまったらしい。脱獄を防ぐ仕組みが幾重にも仕掛けられているので、クリスティーナでも脱出は不可能だ。陛下がどうして自分を殺そうとしたのか、その理由を考えていると、不意に話しかけられる。

ラジラジの「空間跳躍」という力を使って、この場にやってきたムイミ。一緒にラビリンスで活動しないかとクリスティーナに持ちかける。覚えていないだろうけど、昔は仲間だった。ムイミの言葉にクリスティーナは大きく目を見開いた。ムイミと行動を共にすることを決める。

そんな時、隣の房から男の怒鳴り声が聞こえてきた。どうやらクリスティーナの前に牢屋に入れられているヤツのようだ。クリスティーナが悪態をつくと、男もそれに対して激しく文句を言ってくる。口論の中で、ムイミはその声に聞き覚えがあるコトに気がつく。「お前はダイゴか?」

どうやら、ムイミが知っていた知り合いらしいが、ムイミのことはまったく知らない様子だ。だけど、ムイミは昔の仲間は見殺しにしないと、ダイゴも脱獄させることにした。クリスティーナとダイゴが協力すると遮っていた隣の壁は破壊される。ダイゴの顔を見て、ムイミは嬉しさのあまり思わず抱きついてしまう。

そうして、クリスティーナ、ダイゴ、ムイミは静かに牢獄から姿を消す。

第6章「忘れられた王女」の感想

主人公はいまいち何をやっているんだと言う感じだが、ムイミ(ノウェム)がとにかく不憫でならない。自分だけが記憶を持っていて、みんなは忘れてしまっている。そんな状況になったら、人はどれだけ哀しいのだろうか。仲が良かった人に、無視されるだけでも辛いのに、知らない顔をされてしまうのはよりきついに違いない。

辛いと言えば、もうひとり、プリンセスのペコリーナこと、ティアナだ。彼女もプリンセスという地位を奪われて、犯罪者になってしまっている。本作はとにかく記憶ということがテーマになっているのか、あちらこちらで記憶の齟齬が見られる。そもそも、主人公も記憶を無くしているからか、基本的に無表情で感情を表さない。何を考えているのかわかりづらいときもある。その分、周りが代わりに話を進めてくれるのが幸いだ。

主人公基準に見ると話はあまり進んでいないが、ムイミを基準に見ると、色々と裏で動いているのがわかる。この先、それが主人公の運命をどう動かしていくのか、期待して待とう。それではまた次回、「プリンセスコネクト!Re:Dive」でお会いしよう!

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