【プリコネR】第1部-第15章「Re:コネクト」メインストーリーのあらすじ・感想・考察
公開:2020年01月09日 (最終更新:2020年12月13日)
皆さん、こんにちは。アプリビレッジのもりすかだ。
前回の「プリンセスコネクト!Re:Dive」は、キャルにキスしてもらい主人公がパワーアップして、覇瞳皇帝との最終決戦に向かう話だった。今回はついに第一部最終回。覇瞳皇帝との決着が描かれる。ゲーム内でイベントとの連動があったり、かなり盛り上がる展開になっている。どんな結末を迎えるのか、早速見ていこう!
第1話「残酷な戯れ」&第2話「神の座に座るもの」&第3話「希望の潰える時」&第4話「悲痛な祈り」
魔物たちから魔力の元であるマナを吸収し、急激なパワーアップを遂げた覇瞳皇帝。自らを神と名乗るだけあって、今までに戦ったどんな魔物とも比べものにならない強大な力だ。個々の力だけで言えば、クリスティーナにも及ばない。だけど、みんなで力を合わせればなんとかなるかもしれない。
そんな淡い期待をしていたが、覇瞳皇帝の無慈悲な一撃が上空に浮かぶ飛空挺を襲う。
飛空挺は墜落し、派手な音を立てて大爆発する。一人ずつ殺していきながら、キャルに見せつけることがお仕置きになると覇瞳皇帝が愉しげに笑う。それは冗談でもなんでもない。覇瞳皇帝の放った魔力が爆発すると、主人公たちは一撃でなぎ倒される。圧倒的な実力の差に全滅は免れない状況だ。
たった一撃でほとんどのものが立ち上がれない様子を見て、覇瞳皇帝は呆れた声でため息をついた。さらに驚くべきことに覇瞳皇帝はこの力を使うつもりはなかったと付け加える。来たるべき「本当の戦い」に使うべき力なのだと。
このゲームの世界「アストルム」を作った七冠。その中でも特に優れていたのが、覇瞳皇帝である「真那」だった。彼女は自分が神となるために、それにふさわしい世界を作ったのが、このアストルムだ。だから、どんなことをしてでも自分がこの世界に君臨しなければならないし、それを邪魔するモノはみんな始末しなければいけない。それが覇瞳皇帝の目的だった。
歪んだ欲望を聞かされ、誰もが絶句する中、たった一人、ムイミの声が響く。
空を突くようなムイミの一撃に覇瞳皇帝の表情は曇る。さらに「王宮騎士団(NIGHTMARE)」のジュン、オクトーもその場に駆けつけてきて、主人公たちの味方になってくれた。これをチャンスだと判断したみんなは残る力を振り絞り、覇瞳皇帝に一斉攻撃を仕掛ける。主人公の強化がみんなを明るく照らす。
攻撃は命中し、確実に削っている。だけど、それはあまりにもごく少量にしか思えない。巨大な岩のカタマリを棒きれで破壊しようとしているようなそんな感覚だ。さらに強烈な攻撃を加えても回復魔法まで使ってくる。
やるしかない。だけど、その壁はあまりにも大きかった。先導していたムイミやジュンも一撃でやられてしまう。誰もが絶望するような力。なんでも好きにこの世界を操れる力を持っている覇瞳皇帝が、たった一つだけ羨ましいと思えるのは、ユイ「草野 優衣」だった。少しだけ寂しげな顔で語る覇瞳皇帝にペコリーヌがその手を差しだす。
「一緒にご飯を食べませんか?」
優しさのある言葉だったが、覇瞳皇帝は余計に腹を立てて、ペコリーヌを吹き飛ばす。そして、トドメを刺そうとしたところに主人公が飛び出し、それを庇う。
しかし、その体は貫かれ、大きな傷を負って倒れた。誰も声を失う中、コッコロの絶叫が響く。途切れ途切れとなる意識の中でみんなが回復をしたり、癒してくれたりするのが見える。だが、体は絶望的なダメージを受け、もう長くはないことがわかった。
主人公の怪我を見て、涙するモノ、怒りに任せて覇瞳皇帝につっこでいくモノ、色々といた。その中で、コッコロは自分の力の無さに深い悲しみを覚える。
涙をこぼし、主人公の頭を強く抱き寄せて、ひたすらに祈った。そして、不意に主人公の体が光に包まれ――
第5話「キミが望む世界」
主人公が目を開けると、そこはどこかで見たことのある世界だった。そう以前に見た夢の世界。
肉体から離れて消えてしまいそうだった主人公の魂を、アメスが夢に干渉する応用で無理やりにつなぎ止めてくれている状態だった。そして、覇瞳皇帝との戦闘最中だったことを思い出す。早く戻らないといけない。だけど、戻ったところで確実に死んでしまう。そんな時、晶、ラビリスタがやってきた。主人公のお腹に空いていた傷が急激に治っていく。
キャルを通じて主人公に戻ってきた「プリセンスナイト」の力、まだその力のほんの一部しか使っていない。全ての力を解放して、仲間たちとの絆を結ぶことができれば、覇瞳皇帝に及ぶはずだとラビリスタは言う。だけど、下手をすれば主人公は消えてしまうかも知れないと付け加える。それだけのリスクを負いたくないのであれば、目をつぶればまた最初からやり直せる。そして、そのうち覇瞳皇帝の崩壊が始まっていくに違いない。今の絆を失うことだけを認めれば、リスクは何もないようだ。
それでも主人公は今の絆を守りたかった。自分が消えてしまっても、どうなろうとも、みんなとの絆を守りたかった。はっきりとそう答えたとき、ラビリスタはニコッと微笑み、主人公の中に眠っていた力を全て引き出してくれた。
受け取った剣を掲げると体が緑色に輝き出し、夢から覚めていく。アメスがその後ろ姿にいってらっしゃいとつぶやいた。
第6話「絶望を掃う光」
ペコリーヌは今までの出来事を走馬燈のように思い出していた。覇瞳皇帝によって倒されていくみんなの姿が見える。それでもペコリーヌは立ち上がることができない。もう戦う意思をなくしてしまっていた。絶望の淵でその死を覚悟したとき、懐かしい声が聞こえてきた。ハッとして、周りを見回す。するとキャルに抱きかかえられていた主人公の体が光を放っていた。
何が起こっているのかわからない。だけど、たった一人、覇瞳皇帝だけは舌打ちをする。そして、大量破壊魔法を放ってこの町ごと、主人公たちを吹き飛ばそうとする。今まで動かなかったペコリーヌがようやく立ち上がる。ここで動かなければ、全てが台無しになる。ペコリーヌは吠えるように声を上げて、覇瞳皇帝に突っ込んでいく。
そして、それに呼応するように主人公が立ち上がり、強化のチカラをみんなに使う。その瞬間、今までとは比べものにならない力が湧き上がっていく。全員の体がキラキラと光を放ち、覇瞳皇帝に対峙する。さあ、最終決戦だ。
第7話「遠き日の憧憬」&第8話「覇道の果てに」
みんなで力を合わせて覇瞳皇帝を追い詰めていく。あれだけ力を誇っていた覇瞳皇帝もだんだんと力を失っていき、今では攻撃をするたびに苦しそうにうめき声を上げるほどだ。もう魔法の反動に耐えることもできず、攻撃のたびに自爆しているような状況だ。誰もが、やめろと叫ぶ中でも覇瞳皇帝は戦うことを諦めない。
駄々っ子のようにごねる覇瞳皇帝を見て、ようやくネネカが覇瞳皇帝の本当の目的に気がつく。「ユイ」のようにみんなから愛される存在。
完全に追い込まれてしまった覇瞳皇帝だったが、一人の少女に目を向ける。こんな状況でも自分を助けてくれる存在としてキャルに声をかけた。急な出来事にキャルは戸惑いを隠せない。誰もが止める中、キャルは心を決める。
キャルはもう一度、覇瞳皇帝を信じて近づいていく。しかし、そんなキャルの想いは儚く散ってしまう。キャルをそばに呼び寄せたのは、覇瞳皇帝が自分のエサとして魔力を吸収するためだけだった。キャルは全ての想いを断ち切るように唇を強く噛み締めると覇瞳皇帝に手を伸ばした。
キャルは命を投げ捨てて、覇瞳皇帝にトドメを刺すつもりだ。そんなキャルを見捨てるはずもなく、みんなが駆け寄っていく。
助け合うみんなの姿を見て、覇瞳皇帝はその身が崩壊しようとも必ず皆殺しにしてやると怒りを露にして叫ぶ。すべての魔力をたった一点に集中し放つ。その攻撃からみんなが体を張って主人公たち守り、覇瞳皇帝の元へと導く。
残ったのは主人公、コッコロ、ペコリーヌ、キャル、そしてユイの五人だけ。だけど、もう覇瞳皇帝にもほとんど力は残されていない。そして、ペコリーヌが囮となって、最後の一撃が主人公によって放たれた。
こうして覇瞳皇帝との長い戦いがついに幕を閉じた。
第9話「束の間の平和と蠢く不穏」
覇瞳皇帝を倒したことで、この世界に仕込まれていた「転換点(ターニングポイント)」を乗り越えることができた。しかし、覇瞳皇帝が戦うはずだった真の恐怖と出会うのはこれからだと言う。その後、覇瞳皇帝は「王宮騎士団(NIGHTMARE)」に連れて行かれ、ネネカの協力の下、魔力を奪う装置をつけられ異空間に幽閉された。
覇瞳皇帝が倒れたことで、ランドソルを襲っていた魔物たちも統率を失い全て倒される。市街の被害は甚大だったが、色々なギルドで助け合ったこともあり、犠牲者はそれほど多くなかった。飛空挺に乗っていた「カルミナ」のみんなも無事だった。
戦いが終わり、数日も経つと町にも活気が戻ってくる。避難していた人たちが町に戻ってきたのだ。みんなが復興に向けて動き出している。ペコリーヌは王女としての地位を取り戻すが、まだ「美食殿」の活動を続けるつもりらしい。まだまだこの世には美味しい物がたくさんある。そんな優しい理由で。ペコリーヌは笑顔でみんなに抱きついた。
第一部 完
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Farlight Games
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VIZTA
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Qookka Games
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EXNOA
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FUNDOLL
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Tripledot Studios
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Scopely
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Gram Games
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Tripledot Studios
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Tripledot Studios
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株式会社ステラ
第15章「Re:コネクト」の感想
本当に長かった覇瞳皇帝との戦闘が終わった今回の「プリコネR」
ポイントとなるのはやっぱり第5話「キミが望む世界」のだろう。ここでは選択肢が出てきて、「目を伏せる」を選ぶと、強制的にペコリーヌがシャワーを浴びていた最初に戻されてしまう。そこからまた何度も同じ道を辿っていくというメタ的な展開だ。機会があったら、そっちの展開も楽しんで欲しい。
他にもイベントと連動したストーリーの解放は、ゲームで遊んでいてよかったと思える仕掛けでかなり震える。第7話以降を見るには、「王都終末決戦」を勝ち抜く必要があり、期間限定のイベントはかなり盛り上がった。(今は何度でも挑戦でき、フレンドも三人まで入れられるというぬるいルールで遊べる)
最後に謎の女性が出てきたことや、ムイミがユイを殺そうとしていた理由と覇瞳皇帝がユイに抱いていた感情は別モノなのか、うまく回収されていない雰囲気だ。至る所に隠された数々の伏線は第二部以降で回収されていくのだろう。今後、「プリンセスコネクト!Re:Dive」がどうなっていくのか期待しながら見守っていきたい。それではまた、ストーリーが更新されたらお会いしましょう!
本ページにて使用されている画像はすべて『© Cygames, Inc.』に帰属。
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