【プリコネR】第2部-第1章「冒険、再び」メインストーリーのあらすじ・感想・考察
公開:2020年02月16日 (最終更新:2020年12月13日)
皆さん、こんにちは。アプリビレッジのもりすかだ。
いつも読んでくれてありがとう。
前回の「プリンセスコネクト!Re:Dive」は、ついに覇瞳皇帝との戦いに勝利し、平穏な日常を掴み取る話だった。今回からはいよいよ第二部が開始する。前回のラストに主人公を「騎士くん」と呼ぶ、謎のピンク髪の女が出てきたが、そう呼ぶのはユイだけ。何か関係はあるのだろうか。それでは、さっそく本編を見ていこう。
第1話「落ちてきた少女」
世界の変革を企てた覇瞳皇帝の野望は、名も無き英雄によって打ち砕かれた。誰からも忘れ去られていたペコリーヌは「ユースティアナ」の名を取り返し、王女に戻ってから1ヶ月の時が流れた。
主人公は魔物に襲われていた親子を見つけ、コッコロと一緒に助けに入る。二人の活躍で魔物は悲鳴をあげて倒れ、親子を無事に救い出す。ランドソルからあまり遠くないこの場所まで、魔物がやってきているのはおかしい。【王宮騎士団(NIGHTMARE)】の人不足は深刻なようだ。
親子は今までランドソルを離れていたが、復興が進み安全になってきたと旦那に言われて戻るところらしい。丁度町まで帰るところだった主人公たちは、二人を町までを馬車に乗せて送ることにした。
馬車の乗ると安心したのか、女の子が主人公に遊ぼうと話しかけてくる。先ほどの戦いの疲れはあったが、小さな子にせがまれては断れない。にこやかに返事をして子どもと遊び始める。
覇瞳皇帝との戦いでの傷は完全に癒えているのに、あの日以来主人公は、時折強い目眩を覚えるようになっていた。それを悟られまいと、無理をして元気に振る舞って誤魔化している。そんな主人公を見て、コッコロは心配で仕方ない。
楽しく遊んでいた女の子が、突然、馬車の外を指差して騒ぎ出す。
主人公とコッコロが外を覗いてみると、空から女の子が振ってきているのが見えた。気を失っているようで、このまま落ちていけば、最悪、死んでしまう。主人公は思わず馬車から飛び降り、女の子の落下地点へと走る。そして――
その身体をしっかりと抱き締める。遠くでコッコロが叫び声が聞こえた。
第2話「王女ユースティアナ」
その頃、ペコリーヌはランドソルで行われている貴族たちの会議に参加していた。なぜか、主人公の声が聞こえたような気がして、会議はどこか上の空。
王と王妃は長い間、覇瞳皇帝から魔力を奪われる装置をつけられていたため、まだ意識が戻らない。だから、不慣れながらもペコリーヌは剣を置き、国の代表として国務についていた。
みんなが頼りにして、自分の名前を呼んでくれる。すっかり【美食殿】のペコリーヌとして、活動することがなくなってしまったのをどこか哀しい思いをしながら、ユースティアナの名前を聞いていた。
夢を見ているのだろうか、見たことない大きな建物の中で、知らない人たちと一緒に楽しく過ごしている自分が見えた。知らない場所のはずなのに、どこか懐かしい感じがする……
第3話「復活の主さま?」
突如、空から降ってきて来た少女を受け止めた主人公は、激しい頭痛に襲われ、そのまま気絶してしまう。そして、三日が過ぎたが未だに意識は戻っていなかった。
外傷などはまったくなく、どうして目が覚めないのか全くわからない状態。コッコロよりも優秀な回復魔法の使いである、ユイにも診てもらったが状況は変わらず。そんな時、小さな妖精が笑い声を上げて出てきた。
彼女はガイド妖精の「ネビア」
話を聞いてみると、たった一つだけ主人公が目覚める方法があるらしい。それは主人公の唇にキスするコトだ。明らかにイタズラぽい顔だが、他に方法もない以上、試してみるしかなかった。誰からキスするのか揉めていると、ぼんやりと主人公の目が開く。声をかけると身体を起こすが、その様子はおかしくボーッとしたまま。
ネビアが周りを飛び回ると、急に――
ガッチリとつかまれ、食べられそうになってしまう。いや、むしろ食べられたと言うべきだ。急いで吐き出させると、主人公の行動はどうもに幼くなっていた。まるで赤ちゃんのようになんでも口の中に入れてしまう。そんな主人公を見ていたら、隣のベッドで寝ていた少女も目を覚ます。
挨拶をしてみるが、彼女の様子もおかしい。そして、ネビアが彼女に近づくとムンズと鷲づかみされて、また口の中へ。二人とも精神が赤ん坊のようになっている。不可解な状況にユイたちは奇声をあげた。
第4話「届かぬ呼び声」
主人公はどこからかわからないが遠くから響く声を聞いていた。その声によると身体にではなく、魂にひどいダメージを負っているようだ。覇瞳皇帝を倒すために使った「プリンセスナイト」の力の影響で赤ちゃん戻りしているらしい。それだけ言うと声は遠くなっていった。
第5話「育児、はじめました」
覇瞳皇帝が倒れて、三ヶ月経ったある日――
キャルはコッコロと一緒に主人公と謎の少女をあやしていた。しかし、いつまでも謎の少女では困るので名前を「シェフィ」と仮に付ける。名前を聞いたときに、そんな感じの発音をしたからというのが名前の由来だ。
王女であるペコリーヌがそのコネを使って全力で情報を集めても、翼や尻尾を持つ蒼い髪の少女シェフィのことは何もわからなかった。唯一わかるのは、ドラゴン族の可能性があることくらい。
素性もわからないシェフィだったが、放っておくこともできず、主人公と一緒にコッコロとキャルが面倒を見ている。
楽しそうに育児をするコッコロと違い、キャルはすでに育児ノイローゼ寸前。そんなキャルを見かねたのか、ユイたちがやってきて、祭りに誘ってくれる。
第6話「女商人、クレジッタ」
祭りの当日、主人公、コッコロ、キャル、ユイ、ヒヨリ、シェフィは露店の並ぶ広場を散策していた。戦いで傷ついたランドソルの町も大分復興してきており、みんなの明るい顔があちらこちらで見られる。
少しずつ言葉を覚え、しゃべれるようになっていく主人公たちに笑みを向けていると、通りの向こう側が騒がしいことに気がつく。大量のミートパイをほおばるペコリーヌの姿があった。
主人公たちに用事があり、向かう途中でついつい我慢しきれずに露店で買い食いをしていたところのようだ。
ペコリーヌは赤ちゃん状態から元に戻せそうなマジックアイテムをお城から持ってきてくれた。色々と試してみるが、ぱっと見ではまったく変わっていない。そんな時、目の前に大きな場所が止まり、一人の女性が降りてくる。
彼女の名は「クレジッタ」、今回の祭りも彼女のギルド「リッチモンド商工会」が主催となっている。ランドソルの復興に大きく貢献していることもあり、その威光も大きい。その所為あってか、若干横柄な態度で、ペコリーヌに嫌味を連発してくる。キャルはその様子にキレ気味だ。
この祭りはクレジッタのギルドハウスの完成を祝う物。大きくかかった布をとり、その姿をみんなに披露しようとしたとき、大きな爆発が起った。
第7話「襲来する脅威」
建物が破壊され、クレジッタは騒然となる。セレモニーの一環だと思うほど、突然な出来事だったが、明らかに建物の破壊を狙った攻撃魔法。高まる緊張感の中、また爆発が起きた。
見上げるとレイが屋上で魔物と戦闘中だ。
すでに町には何匹も魔物が入ってきており、レイは警護の仕事で魔物たちと戦っていた。魔物たちはかなり強く、町を守る傭兵たちも次々にやられていく。
レイに加勢するために、ユイ、ヒヨリが飛び出す。それ続こうとペコリーヌも剣を抜くが、貴族たちがプリンセス自ら戦いに出るなどとんでもないと止めに入る。今のペコリーヌに求められているのは、国の代表として、城の中から指揮すること。戸惑っているペコリーヌにキャルが、この場は自分たちに任せて、城に戻るように告げた。
ペコリーヌの分までキャルとコッコロも頑張るが、魔物たちがかなり手強く、防戦一方。主人公のいつものみんなを強化する力があれば、もっと楽に戦えると主人公を見るが、おぎゃったまま。
しびれを切らしたキャルが直接、主人公に訴えにいき、無理やり発動を促してみたが、強化されてのは耳だけというお粗末な結果だった。
第8話「辣鞭の少年」
暴走した魔物がひとりの少年に向かって襲いかかっていく。しかし、少年は怖がることなく、むしろ、楽しそうに手にした鞭で魔物を叩きはじめた。
すると、その力を受けて、魔物が巨大化していく。しかも、大きさだけじゃなく、筋力も魔力も同時に強化されている。それはまるで主人公が持つ、プリンセスナイトのようだった。
魔物を強化して、少年はもっと町を壊すように命令しはじめる。町に魔物を放ったのはこの少年らしい。捕まえようとすると、こちらの顔を見て少年が「晶のプリンセスナイト」か、と言い出す。
晶とは「ラビリスタ」の現実世界の名前で、その名前を知っている人間はこちらの世界にはほとんどいないはず。その名前を知っているのだから只者ではない。コッコロに緊張感が走る。しかも、こちらを敵として認識し、魔物たちを強化して、積極的に襲わせようとする。強化されていなくてもやっかいな相手だったのに、強化なんてされてしまっては歯が立つはずもない。
大ピンチな状況で、主人公前に水晶玉が転がってくる。それはペコリーヌがさっき持ってきたアイテムの一つ。それを拾った主人公は無邪気にそれを一口で飲み込む。それを吐き出させようと駆け寄ったユイ。そして、急にユイの身体が光に包まれた。そのおかげか、魔物の許可も同時に解けていく。ユイも何が起っているのかよくわからない顔をしていた
理由はわからないが、強化が解けたなら今がチャンスと、みんなで一斉に魔物に突っ込んでいく。魔物たちを退治され、少年は捨て台詞と共に逃げていった。
勝利したものの町の被害は大きく、けが人もたくさんいる状況。けが人の治療をしていると、貴族議会直属の治安維持ギルド「黄金の手」がやってきて、いきなり囲まれてしまう。町を守るために闘ったはずなのに、指名手配犯と言われ、王宮の地下牢に連行された。
第9話「困惑の地下牢」
一切の弁明も許されず、地下牢にぶち込まれた一同。どれだけ声を出しても、誰も来てくれない。ペコリーヌがこのことをしれば、牢から出してくれるはず。それだけが期待だった。
待っている間、話題は少年の目的について持ち出される。目的は不明だが、建物を破壊しようとしていたこと、魔物を強化するプリンセスナイトのような力を持っていたこと、逃げる際にラジラジのような空間跳躍をつかったこと。その空間跳躍をつかって、魔物を町に連れこんだこと。その話題が尽きることはなかった。
第10話「踊る議会」
その日の夕刻。ランドソル城の謁見の間では、黄金の手によって問題が解決されたと報告されていた。ペコリーヌはあの場にいた主人公やコッコロのことが気がかりで仕方ない。それを聞いてみるが、何も知らないと言われてしまう。
ギルドハウスに様子を見に行こうとするが、町の人たちを安心させるために色々とやることを持ち出され、当分は無理そうだった。
そんなペコリーヌの前に突然、ネネカが突然訪問してくる。そして、「世界の危機です」と告げた。
第11話「罪状は」
何かの夢を見ていた主人公は、ようやく目を覚ます。そこはみんながいて、お城の地下牢だ。夢のことを思い出していると、ランドソル貴族議会議長のゴウシン侯爵が「黄金の手」のメンバーと一緒にやってきた。
コッコロたちが指名手配犯として捕まったのは、シェフィと一緒にいたことが原因のようだ。その罪状は「王族暗殺未遂」だった。行われた時期はおおよそ、半年前。ターゲットは覇瞳皇帝だ。淡々と罪をならべ、略式裁判が数秒で行われ、一方的に死刑を宣告される。弓を構え、牢の中に矢が放たれそうになり、みんなを守るように主人公が前に出た。
第12話「レイジ・レジオン」
死を覚悟したとき、大きな爆発が起り、天井に穴が開き、上から魔物たちが降ってくる。地下とは言え、王宮の中に突如として姿を見せた魔物に「黄金の手」のメンバーはあっさりとやられてしまう。そして、さらに姿を見せたのは、数時間ほど前に町で戦ったあの少年。コッコロたちを狙って、ここまでやってきたようだ。
少年は【レイジ・レギオン】ギルドのカリザと名乗る。前回と違って、敵としてきちんと認識されているようだ。強化された魔物が牢を破ろうと襲いかかってくる。力が強化されており、もしも破られてしまったら、勝ち目はない。ユイのさっきの力に期待するが、どうやっても出せない。
どうしてこんなひどいコトばかりするのかと尋ねると、カリザは願いを叶えるためだと言う。願いを叶えるだけなら、ソルの塔を登ればいいと反論するが、もうあのテッペンには何もない、願いなんて叶うはずがないと言い切った。そして、破壊される牢屋の檻。魔物が中に入ってくる。
第13話「新たな鍵」
絶体絶命。そこに駆けつけてきたのはペコリーヌ。しかし、全力で攻撃しても魔物に傷一つつけられない。ネネカの話によるとオーラの力で攻撃を無効化するらしい。
何を思ったのか、ペコリーヌはいきなり主人公に抱きつく。ネネカに言われた通りに抱きついたようだが、何も起きない。かっこつけて出てきた割に状況は全く好転しなかった。再び絶体絶命になり、ユイが前に出る。自分はどうなっても良いから、他のみんなは助けて欲しいと頼む。
しかし、この状況でそんな願いが届くはずもなく魔物に吹き飛ばされるユイ。その時、主人公の頭に不思議な映像が流れ込む。そして、ユイとペコリーヌの足下から光が放たれていく。
主人公は二人に告げる。「チェンジ、プリンセスフォーム」ペコリーヌとユイがそう叫ぶと、服装が変わっていく。
第14話「そして、新たな力」
新しい力を手に入れたペコリーヌとユイの活躍により、魔物たちを倒し、カリザを追い払うことに成功する。「プリンセスフォーム」と呼ばれる力で、今までのそれとは比べものにならないほどにパワーアップした。さっき主人公が食べた水晶玉の影響らしい。
戦いが終わったところで、ペコリーヌとユイは蹲ってしまう。怪我でもしたのかと心配してみんなが近づくと、ペコリーヌは毎度のことだが、ユイまで顔を真っ赤にして、「お腹が空いた」と叫んだ。
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「冒険、再び」の感想
なんだかんだで、時間が進んでいき、覇瞳皇帝と戦ってから3ヶ月ほど過ぎた時間軸になっている。新しいプリンセスフォームの力を手にいれて新しい敵たちと戦って行くという第二部のプロローグとしてふさわしい内容だった。カリザのいる【レイジ・レギオン】やソルの塔が空っぽになっているコト、新しい謎がてんこ盛りになっている。
幼児かした主人公がこれで元に戻るのか、また幼児になってしまうのか、暗殺を企てたシェフィが記憶を取り戻して大変なコトになっていくのか、目の前の問題だけでも気になることがたくさんだ。それらのパーツがどのように組み合わさり、世界の秘密と関わるのだろうか。今後の展開への期待が止まらない。それではまた次回!
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