りりが持ってきた東北の山奥での巫女のバイト。そこは怪異がたびたび起きる不吉な場所だった。魔法少女たちは事件を解決できるのか!?
公開:2021年01月09日
皆さん、こんにちは、もりすかだ。
いつも読んでくれてありがとう!
今回は2020年12月31日(木)18:00~2021年1月15日(金)23:59まで開催されているイベント「東京ミコミコ」ストーリーの紹介をしていく。
前回のイベントストーリーでは、ついにマオとの最終決着を迎え、マオはその体を黒燐扇(コクリ)と白燐扇(ハクリ)に食べられ、悲惨な最期を遂げてしまう話だった。今回からはどのような話が展開されていくのか、楽しみながら見ていこう。
オープニング:再会
りりは金欠のピンチを脱すべく、去年巫女をした神社にバイトの申し込みをしに来た。しかし、希望者も多く、すでに巫女の枠は埋まっている。当てにしていたバイトがダメだとわかり、りりは肩を落とす。そんなりりを不憫に思った宮司は、顔を曇らせながら神妙な顔で、別のバイトを紹介してくれた。
りりと宮司のやりとりを神社の屋根から遠巻きに聞いていたのはコクリとハクリ。「お姉様」を喜ばせるために、楽しませるために、アイディアをひねり始める……
1話:山峰
りりはいつものカラオケボックスで、宮司から紹介されたバイトについてみんなに話をする。今回は東北の山奥にある「城神山」で年越し前から正月の一週間のバイトになるようだ。コンビニすらないような田舎の山奥だと知り、心配する声も上がるが、りりはもっとひどい場所にいつも行ってるから平気と軽く流す。
あと三人募集していることを聞いて、丹、はなび、ここあが手を上げた。楽しそうに話しているりりたちを見て、花織も行きたいと言い始める。参加者も多くなり、せっかくだからみんなで行こうとりりが宮司に確認を取ると、泊まる場所も用意してくれるようで、旅行をかねて全員でお世話になることになった。
そして、当日。駅からすでに30分以上歩いているが、どこを見渡してもほとんど変わらない景観が続いているだけだった。最初は物珍しそうにはしゃいでいた魔法少女たちも、コンビニどころか、携帯の電波すら届いていない場所に困惑の色を隠せない。
そんな中でいろはだけは最初と変わらずに元気を保っていた。
どうやらここが「みこみこ少女隊」の舞台にそっくりらしく、いろはは歩いているだけでテンションが上がって仕方ないらしい。
「みこみこ少女隊」とは、日曜にやっている魔法少女ものの新シリーズで、「ポロキュア」の次にくると噂されているほど子どもから大人に至るまで人気だ。楽しげに語るいろはの話を聞いてうちに神社に辿り着いた。
宮司に丁寧に挨拶され、魔法少女たちも元気よく応える。その中で丹だけが優れない顔を見せた。なんでも一瞬だけ宮司の顔が歪んで見えたらしい。駅から長いこと歩いてきた疲れのせいだろうと、それ以上気にすることはなかった。
部屋に案内された魔法少女たち。部屋で団らんをしていると、丹、はなび、ここあのスマホに巫女のドレスが新しく届く。
みこみこ少女隊とほとんど同じ服装の三人を見て、いろはの興奮は凄まじい。そんな空気を読んでくれたのか、タイミングよく悪魔が出現する。「ご奉仕するにゃん」と緊張感なく魔法少女たちは悪魔退治へと向かう。
2話:徴
いつもの悪魔たちをいつものように倒し終えると、宮司が話しかけてくる。いつの間にかりりたちが渡してもいない巫女姿になっていることに驚いているようだ。
苦しいながら言い訳をして、なんとか信じてもらう。巫女服が余っているという話を聞き、いろはは自分も巫女服を着たいと言い出し、貸してもらえることになった。
みこみこ隊と同じ巫女姿になれて、いろはは大はしゃぎ。そんな中、宮司がこの城神山周辺で悪魔による怪異が相次いで起こっていることを話してくれる。最初に何かの刃物で心臓をひと刺しされた犬や猫が何体も発見され、次に年齢に関係なく行方不明者もだんだんと増え始めているようだ。
この神社にいにしえより封印されている邪神が目覚めようとしているせいで、怪異が起きているのではないかと宮司は不安を口にする。「外流天さま」を祀れば、封印が解かれることはないとされていたが、何か起こるかもしれない。心配なら今すぐに帰った方がいいと、宮司が申し訳なさそうに助言してくれた。
しかし、いろはは困っているひとがいたら助けるのが「みこみこ少女隊」だと突っぱね、この村にご奉仕すると決心を口にする。そして、いい考えがあると人差し指を立てた。
3話:珍事
バイトをするメンバーは神社内を、その他のメンバーは村全体を調べ、怪異の手がかりを追うことになった。しかし、いい考えがあると言ってたいろはは、捜査そっちのけで、正式な決めポーズや自分たちのチーム名を考えることに夢中になっている。
そして、ようやく「東京ミコミコ」に決まり、活動を開始した。いろはの提案で「石焼き芋屋さん」のおじさんに頼み、手伝いついでに宣伝を許可してもらうという特別な広報活動。なにをやっているのかよくわからないが、丹はせっかくやるならと、本気で石焼き芋のアナウンスを行った。
その頃、蒼は毎日欠かさずに行っていたトレーニングを昨日サボってしまった罪悪感から、入念なトレーニングに取り組んでいた。ひと通りトレーニングをすませ、いろはたちに合流しようとすると、スピーカーを通して拡大された丹の声が境内に響き渡る。
東京ミコミコがみんなのトラブルに誠心誠意向き合うという発表を携帯電話番号付きで行っていた。名案だと蒼は関心していたが、いろはたちが戻ってきて花織は怒り心頭のご様子。どうやら連絡先として公表されていた番号は、花織の携帯番号だったようだ。
そんなほっこりとした話をしていると、いかつい顔をした男がいろはたちに近づいてくる。お困り相談の話を聞きつけてやってきたらしい。車まで顔を貸すように凄まれて、花織は表情を凍らせるのだった。
4話:禍霊
顔だけ見ればいかつい男だが、依頼内容は至極まっとうで、行方不明になった猫の「ミーちゃん」を探して欲しいという、どちらかと言えば可愛らしいものだった。
街の何でも屋さんのような依頼ではあるが、宮司も犬や猫にも被害が出ていると言っていた以上、放ってはおけない。依頼を引き受け、猫探しに出発した。
丹、ここあ、陽彩の三人で、猫の写真を見せて、村の中を聞いて回るが情報は得られない。村の中を調べ終えた三人は、普段立ち入り禁止になっている廃墟に足を伸ばす。
そしてそこで見つけたのは、口を大きく開けたバカアワビ。近くには写真で見たミーちゃんの首輪が床に転がっていた。
すぐにバカアワビの中に入り、ミーちゃんを見つけ、飼い主のいかつい男に返すと、猫にほおずりをしながら何度も礼を言い、帰っていく。あの猫は次のターゲットとして捕えられていたのだろう。被害が出なくて本当に良かったと誰もが安堵する。
陽彩たちがバカアワビを探索していた頃、りりたちも何かを見つけていたようで、それを口にしようとしたところで、黒髪の少女が魔法少女たちに話しかけてきた。どうやら困っているようで今にも泣き出しそうな雰囲気。話を聞いてみると「オシャレ」を教えてほしいようだ。
5話:顕現
綺麗になってクラスの好きな男の子に振り向いてもらいたい「桜」という女の子の依頼。もはや怪異と全く関係ないが、困っている子どもは放っておけないと依頼を引き受ける。
ファッションについて教えるはずが、丹が女の子は姿勢が大事と、鏡の前で立ち方を指南していく。気がつくと遅い時間になっていた。そこに境内を探索していたはなびが戻ってくる。どうやら成果はなかったようだ。黴体生物の話をしていると桜が首を傾げた。
それが外流天の別名だと分かると、この村に伝わる話を丁寧に教えてくれる。その中で外流天の祠(ほこら)が別の場所に移されていたことを知り、その場所に向かうことになった。
みんなで祠へ向かっていると轟音と共に地面が激しく揺れだし、スマホから「デンジャー」の警報音が何度も鳴り響く。そこに姿を見せたのは、巨大な悪魔だった。
6話:憂悶
巨大悪魔に手こずっていると、それを後ろから眺めていた謎の二人の少女コクリとハクリが魔法少女たちに聞こえるように話し始める。もう少し待てば、明日の祭りでもっと楽しくなると、一方的に言い放ちあっさりと姿を消した。二人の狙いは元旦に神社を参拝する人たちが狙いのようだ。
初詣を止めるのは難しく、魔法少女たちだけでは手に負える問題ではないと判断し、宮司に相談することになった。そのために一度情報をまとめようとすると、りりが言いかけてたことを思い出し、何かを取り出しみんなに差し出す。それを見た丹が何か閃いた顔をした。
7話:襲撃
みんなが寝静まった頃、ここあは丹の元を訪れていた。戦いを明日に控え、うまく眠れないようだ。不安げな顔をしているここあを見て丹はここあの膝をポンとやさしく叩いた。それだけでホッとするような感覚に包まれる。
丹には他の人とは違う何かを感じていたが、それがようやくなんなのかここあは気がつく。まるでお母さんみたいだと、涙が出てきそうになる。そんなここあに気がついたのか、丹は何も言わずにここあの背中をさすり続けた。ありがとう、と意味以上の言葉をのせて口にする。ここあの顔にもう不安は見えていなかった。
翌日、丹は自分の思い付きを実行すべく、猫を探してあげたいかつい顔の男やオシャレを教えた桜など、様々なひとに声をかけていた。村の人たちを助けてきたことで、魔法少女たちに力を貸してくれる人の数は多く、境内にはひとつの団体ができるほどだ。
昨夜から降っていた雪が境内を薄く覆う。滅多に見ることのできない雪に魔法少女たちはどこか浮き足立っている。そんな魔法少女たちを感化され、和やかな空気が流れはじめた。しかし、それを一瞬にして凍らせたのは、境内の上から人々を降ろす二つの人影。抑揚のない喋り方と表情で感情を全く感じさせないコクリとハクリだ。
魔法少女たちからコクリとハクリの話を聞いていた村人たちは戸惑いながらも、「生魂(いくむすび)」「足魂(たるむすび)」「玉留魂(ためつむすび)」「大国常立之尊(おほくにとこたちのみこと)」と神名を唱えながら直立不動の姿勢で「天之沼矛(あめのぬぽこ)」を振りかざす。
それは以前に「邪神・外流天」が封印されたときに行われた禊の儀をなぞらえたもの。しかし、コクリとハクリは気にすることもなく悪魔を喚び出した。
8話:勇躍
丹のアイディアでりりが持ってきたものを使って、弱った大型の悪魔がモモアワビのような容器に吸い込んでいく。悪魔の封印に成功し、村人たちが歓声を上げる。手持ちの悪魔をやられ、魔法少女たちの完全勝利なのだが、コクリとハクリはまったく表情を変えない。本当に終わったのか不安の声も上がってくる。
ふいにコクリが手を掲げるとピカッと一瞬だけその手が光った。とっさに目を覆う魔法少女たち。その隙にせっかく閉じこめた悪魔がモモアワビのような容器ごと奪われてしまう。
焦りを見せる魔法少女たちだったが、コクリとハクリは奪ったものを使うこともなく、そのまま闇に解けるように姿を消した。また遊ぼうね、と友だちのような気さくな言葉を残して。
神社と村を救った魔法少女たちはみんなから盛大に感謝される。特に高く評価されたのは丹。いにしえの巫女が使っていた数珠を差しだされた。丹は遠慮していたが、強引に宮司に渡されては受け取るしかない。丹が数珠を掴むと一瞬何かで殴打されたような衝撃が襲う。立ちくらみがして丹はしゃがみ込んだ。
次に気がつくと丹は他の魔法少女たちと一緒に帰りの電車に乗っていた。ここに至までの帰りの記憶が丹にはまったくない。うなされていたらしく目の前にいるここあが心配そうに顔を覗き込んでくる。人には言えないような恥ずかしい夢を見た気がして、丹は誤魔化すように笑顔を見せた。
ようやく渋谷に戻ってきてホッと息をつく魔法少女たち。謎の双子であるコクリとハクリの今後についてなどを話していると、ふいに丹が「宮司が自分にそっくりだった」とつぶやいた。みんなに全く似てないと否定され、丹はちょっとムキになって、どれだけ自分に似ていたのかを説明する。
そんな丹の話を聞いて、いろはは「そもそも男の人だったじゃん!」と笑う。狐に化かされたような話に、丹の顔が急激に青ざめていくのだった。
EX:約束
いつものカラオケボックスで花織はスマホはいじっていた。レジェンドとなった丹の石焼き芋のアナウンス。いろはのせいで携帯番号を晒された花織にはめちゃくちゃ問い合わせが相次いでいる。悪びれてもいないいろはとは違い、丹は真摯に謝罪を口にし、お詫びとして今度一緒にショッピングに行こうと持ちかけた。丹との思いがけない約束に、花織の顔には大きな笑みが浮かぶ。
その頃、どこか遠くの場所で、コクリとハクリは暗い顔をしていた。一人の魔法少女の夢に入って色々な仕込みをしてたが「お姉様」にまったく喜んでもらえなかったのが原因だ。夢をいじっていたせいで、本当の姿が時々見えていたみたいだと漏らす。お姉様を喜ばせるには、もっと面白いことをしなければいけない。二人はまた企みを始めるのだった。
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Farlight Games
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VIZTA
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Qookka Games
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EXNOA
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FUNDOLL
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Tripledot Studios
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Scopely
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Gram Games
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Tripledot Studios
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Tripledot Studios
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株式会社ステラ
「東京ミコミコ」の感想
マオとの一件が終わり、影で暗躍していたコクリとハクリが表に出てくるようになった。お姉様の正体がヴィヴィアンではないことはメインストーリーで明らかになっているので、別の存在がいるのは間違いない。
それが一体どのような存在なのか、またその目的とは一体何なのか、イベントのストーリーの割にその場しのぎではなく、しっかりとした設定が創り上げられているのだろう。メインストーリーの方にも絡んできそうだし、どうなっていくのか想像もつかない。
そして、ガチャの方にではあるが、アルティメット陽彩も追加されている。アルティメットは現在いろはだけが追加されており、メインストーリーではネメシスと大活躍だ。だったら、アルティメット陽彩が活躍しないはずがない! とさっそくガチャを回してみた。
新年一発目のガチャの結果をぜひ、動画で見て欲しい。今年も一年またマジカミが熱くなりそうだ。
というわけで、また次回のイベントでお会いしましょう!
本ページにて使用されている画像はすべて『©Studio MGCM』に帰属。
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株式会社ステラ
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