【マジカミ】ストーリーイベント「砂漠の苗床モンスター~毒を以て毒を制す~」の紹介・あらすじ・考察
公開:2020年04月06日 (最終更新:2020年11月27日)
アプリビレッジのもりすかだ。みなさん、こんにちは。
今回は2020年3月31日18:00~2020年4月16日23:59まで新イベント「砂漠の苗床モンスター~毒を以て毒を制す~」が開催されている。このイベントでは「URアヌビス はなび」が手に入るので、きちんと参加しておきたい。それでは早速ストーリーを紹介していこう!
オープニング「絶望のオーメン」
ぼんやりする意識の中で凍えるような寒さに気がつき、女は目を覚ます。同時に一面に広がる砂漠。すぐ背後には「何か」がいる。後ろを振り返る暇もなく、満天の空の下、女の悪夢は突然静かに始まった。
遠くから声が聞こえてくる。自分のコトを財閥の娘で相当な金持ちといい、後は任せると告げた……
第1話「泡沫のマリオネット」
魔法少女たちは今日もいつもの集合場所カラオケルームにいた。暇な状況に依子がぼやいていると、最近若い女性が行方不明になるニュースが多いとセイラが口ずさむ。
奇妙な事件らしく、誰もが怪訝な顔をしていると、陽彩の元に着信が入る。相手はエリザ、イヤな顔をしながら電話にでるが、すぐにその表情が険しくなった。エリザがまだ家に帰ってこないらしい。誰にも連絡をせずに、こんな遅くなったことはないと言う。
エリザの場所をデュナミスフィア(スマホ)で調べると、なぜか渋谷にある高級ナイトクラブ「ピラミッド」になっている。夜中からオープンの店にいる。
その手の事情に詳しいはなびが、この「ピラミッド」は半グレ集団「スコーピオン」が仕切っているやばい場所だと漏らす。エリザが何故そんな場所に、やばい状況にあるのは間違いない。魔法少女たちは「ピラミッド」に急いで向かう。
大人数で正面から行くと目立つと、3チームに分けて動くことになった。気合いを入れて入ってみたが、なんの問題もなく、とびおたちはエリザを見つける。エリザは強面の男たちに囲まれて、ラウンジのソファに腰掛けていた。
エリザがロブスターを食べて、その評論をしているおかしな光景だ。誘拐されてきたようだが、どうやらエリザはこのような状況に慣れており、強気な姿勢を崩さない。そんなところで花織が携帯を落としてしまうと、一斉に周りがこちらを振り向く。
仲間たちを呼ばれそうになり、その場は大混乱。魔法少女たちはエリザを連れて逃げる。ビルの中に詳しいはなびは地下へ移動し、バカアワビの元へやってきた。ここから逃げ出すために魔法少女たちは、その中へと入っていく。
バカアワビを抜けるとそこは、砂埃の多い砂漠だった。そこで光る物を見つける。ピアスだ。何故こんな場所にと、不思議がっていると、悪魔たちが姿を見せた。
第2話「幻影のカタルシス」
何者かが魔法少女たちをカメラから覗いている。探していた魔法少女たちが砂漠からこちらに戻ってきたところだ。人を集めるように言い、急いでその場へと向かわせた。
一方、魔法少女たちはエリザを助けられたことで安心し、客に紛れてそのまま姿を眩ませようとしていた。しかし、そこに異彩を放つ目力の強い男が姿を見せる。
話があると言われ、魔法少女たちはVIPルームへと案内される。男たちのボス的な存在である「牧田」はVIPで、バカアワビの向こうで悪魔に出会わなかったかと聞いてきた。事情を知っている様子の牧田を見て、はなびは変身して倒してきたことを告げる。その力に興味を持った牧田と取引をし、はなびは仲間たちの安全と引き替えに男たちの仲間になった。
「ピラミッド」から無事にカラオケボックスに戻ってきた魔法少女たち。なぜ仲間になったんだと非難の声が集まるが、花火はあの場所にあったバカアワビを放置しておくことができなかったと答える。
その頃、牧田たちは使える仲間はなびが仲間になったことを喜んでいた。そこにやってきたのはセクシーな衣装の女。彼女がバカアワビを牧田に与えた。さらに魔法少女たちがその力を使うためには「スマホ」が必要なコトも教える。その話を聞き、牧田は歪な笑みを浮かべた。
第3話「無双のメシア」
あの日以来、牧田たちの「スコーピオン」の仲間になったはなびは、ドレスの力を使ってかけ賭博で派手に稼いでいた。念のためにとびおもそばにいたが、はなびは四六時中「ピラミッド」に入り浸っている。
バカアワビを写す監視カメラを操作するため、牧田のパソコンに目をつけたとびお。はなびを陽動に使い、パスワードを手にいれ、そこから先は陽彩が流れるように作業を行う。監視カメラは遠隔操作できるようにしてあり、いつでもループ映像に切り替えられる。
その甲斐もあって、先日「スコーピオン」によってバカアワビに放り込まれた敵対組織の人間をこっそりと助けることもできた。バカアワビの中で男は食われ、女は虫の化け物に卵を受け付けられて苗床にされる。その化け物の名前を「セルケト」と呼ばれていた。
今日もまたバカアワビに誰かが取り込まれ、魔法少女たちはその人を助けに来ていた。セルケトにはまだ一度も遭遇したことがない。花織が試しに変身を解いてみると、突然、周りの砂が急激に盛り上がり、中から巨大な悪魔が姿を見せる。
セルケトとの戦いを終えて、元の世界に戻ってきた魔法少女たち。全員無事だったが、セイラだけは顔を真っ青にしている。なぜか、セルケトを見ていると悪寒が走ってしまうらしい。そんなセイラが真剣な顔を見せ、とびおに頼み事を口にした。
第4話「閃光のレジサイド」
セイラの悩みははなびのこと。セイラはこのままでははなびが本当に「スコーピオン」の一員になって、抜け出せなくなってしまいそうだと考えていた。
はなびを一刻も早く「スコーピオン」から抜けさせるために、牧田の行動を調べており、彼の日課について気がつく。夜の9時から15分間だけ事務所に籠もる時間があるとのこと。とびおは何が行われているのか、見に行くことになった。
牧田は事務所の奥にある金庫のテンキーを叩き始め、とびおがそのパスワードをこっそり覚える。金庫の中にはクリアファイルに入った書類やハンコがあった。書類には様々な人の署名が入っており、中にはニュースでも取り上げられるほど有名なサッカー選手の八百長を示す証拠、記された金額にクラクラとしながら、とびおはセイラの元に戻る。
貴重な証拠を手に入れたが、セイラは誰にも言わずに解決しようとする。もちろん、とびおが止めるがセイラは話を聞かずに単身でスコーピオンに向かう。手を振るわせながら、証拠と引き替えにはなびの自由を提案するが、牧田は「あれは偽物だ」と笑う。
その頃、いつのもカラオケボックスにははなびがいた。今日は休みだと口にすると、依子がセイラがピラミッドに行ったことを告げる。そこに戻ってきたとびお。話を聞いてはなびの目は大きく見開かれた。
はなびを自由にして欲しければ、セイラが代わりに働けと言ってくる。それに応じ、セイラもはなびと同じドレスを身に纏う。しかし、はなびが言っていたような力はセイラになく、結果は無惨なもの。
なんとか縋り付こうとするセイラに、牧田は体を使って稼げと要求する。そんなことは出来ないとセイラは拒むが、牧田は次から次に脅しのネタを持ち出してくる。どうしようもなく追い込まれ、セイラはスマホを取り上げられてしまう。
ようやくはなびが「スコーピオン」にやってきたが、すでにセイラの姿はなかった。バカアワビの中に丸腰で放り込まれたようだ。はなびがぶち切れて、セイラのスマホを返せと牧田に叫ぶ。
第5話「終焉のプロヴィデンス」
セイラは砂漠で隠れていた。誰かが助けに来てくれるかも知れないそんな淡い期待をしながら。だが、ふと、足下の砂が不自然に固まっていることに気がついた。見回すと卵形をした1メートルほどの砂の塊が辺りに無造作に転がっている。それに触れるとするっと砂が落ち、中には体を下りた格好で全裸の女性が眠っていた。
目立った外傷はない。助けなきゃとセイラは咄嗟に粘液を手で拭きとろうとする。その刹那――じわじわと痺れるような違和感が全身にみるみると広がっていく。気がつくと体が動かなくなっていた。
どれくらい気を失っていたのだろうか。セイラははなびに呼ばれて目を覚ます。さっきの出来事が夢か幻覚かよくわからない。周りでは他の魔法少女たちが卵形の中にいた女性達を助けて回っていた。
全員を助け、バカアワビからとびおたちが戻ってくると、丁度警察が「ピラミッド」突入したところだった。バカアワビはいつの間にか消えており、セルケトを撃退したのかもわからない。
だが、スコーピオンの数々の悪事は明らかになり、幹部たちは軒並み逮捕されることになった。助け出された女性たちは皆、精神的なショックが大きかったが、自分の身に起きたことを証言できる人は誰もいなかったようだ。
そして、翌日。ピラミッドの監視カメラを見直していた陽彩がある発見をしていた。
そこに写っていたのは――
親友を魔法少女たちに殺され、恨みに思っている「マオ」だった。魔法少女たちへの復讐はまだまだ終わらない。大事な人たちを助けるために何をすべきか、魔法少女たちは考えさせられることになった。
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「砂漠の苗床モンスター~毒を以て毒を制す~」の感想
セイラとはなびが活躍する回。自分だけならと平気で無茶をしてしまうはなびに、大事な人を失ったことのあるセイラの対称的な考え方が非常に印象的だった。苗床にされかけて見た夢は現実のものだったのか、そこら辺の回収が甘いところもあるが、概ねマジカミらしいダークなストーリー展開で満足できた。
とびおを使ったイカサマなど、陽彩に続きはなびまで異常な能力を発揮しだして、その他のキャラたちがだんだんとモブかして言っている(ドジキャラとして花織は健在)ので、この先の展開が少々怖い。もう二人だけで良いじゃんに成らないことに期待しよう。それではまた、次のイベントお会いしましょう!
本ページにて使用されている画像はすべて『©Studio MGCM』に帰属。
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