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ネメシスのために生き返るのを諦めたいろは。その目の前で起きた不幸。終焉に向かう世界で、魔法少女たちの運命は一体!?

公開:2021年07月07日 (最終更新:2021年07月10日)

みなさんこんにちは、アプリビレッジのもりすかです。
いつも読んでくれてありがとう。

待ってました! かれこれ半年くらい待ったような気がする。いや、実際に待った。本当に長かったね。ようやく続きが読めるぞ。

タイトルもマジカミから「アイ・アム・マジカミ」に変わったし、ストーリーが一体どんな風に変わっていくのだろうか。楽しみでならない。

前回はネメシスとの戦いも決着。そして、ついにヴィヴィアンが登場という話だった。

いきなり登場しネメシスを攻撃したヴィヴィアンと、魔法少女たちの関係がどうなっていくのか、そして、死んでしまったオムニスといろはは無事に蘇るのか、それでは早速見ていこう!

第1話「運命の狭間にて」

今日もどこかの世界では、最も優秀な可能性に満ち溢れた者であると証明するために、「運命」を背負った少女たちが競い合っていた。

同じ人物でありながら、違う可能性を持った魔法少女たち。運命力を賭けて戦うサバト。

すでに勝敗は決しており、「新米のオムニス」はこれ以上の攻撃を止めるように懇願した。しかし、「傲慢なオムニス」はバカにして笑い飛ばし、提案を蹴る。

戦意を失った花織を徹底的に痛めつけるように指示を飛ばす。

ボロボロになっていく花織を見ながら、勝利に酔いしれていた「傲慢なオムニス」だったが、ふいに閃光が走り、手持ちの魔法少女たちは全滅した。

見たこともないドレスを着たいろはが、鬼の形相で上空から舞い降りてくる。

圧倒的な力を見せつけられた「傲慢なオムニス」だったが、怯むことなく高らかに笑う。

どこの世界のいろはか知らないが、この力があれば、どんなサバトでも勝ち進んでいける。すべての魔法少女とオムニスの世界を支配することだってできると……

「傲慢なオムニス」はいろはに仲間になるように持ちかける。

しかし、話に耳を貸すこともなく、いろははオムニスを殺す。さらに脅える「新米のオムニス」もその手にかけた。

オムニスが殺され、花織の変身も解ける。もう二度と変身ができない、悪魔を倒すことができなくなったと悲痛な叫びを上げた。それを聞き、いろはは辿々しい言葉ながらも謝罪を告げる。

「すべての悪魔とオムニスは私が殺す」と負の感情を込めて……

第2話「赤き空へ」

どこかで花織に言われた言葉が脳裏に焼き付いて離れない。オムニスを殺すたびに何度も繰り返される。未来を失った魔法少女たちの慟哭。それでもいろははオムニスを殺すことをやめられなかった。

自分たちを見捨てて、のんきに笑い、新しい関係を築いていったオムニスを見つけ出して殺すまでは、立ち止まるわけにはいかない。

オムニスにも何か理由があるのはわかっている。それでも殺さなければ、そうでなければ、消えていったみんなが浮かばれない。オムニスを殺すたびに恨みと罵声を浴びせ続けられる。

でも、その声だけは違った。どこか懐かしい親愛の籠もった声に、いろははゆっくりと瞼を開く。

涙をボロボロと溢しながら、不安に揺れる表情で花織がいろはを抱きかかえていた。

どうして花織が、そんな顔をしているのか、いろはにはわからない。花織にはずっと笑っていてほしかった。

「大親友の最期なんて見たくないのに……ウチの前で二度も死なないでよ……っ!!」

泣き続ける花織を元気づけるように、小さく笑顔を見せるいろは。だが、その力は全身からゆっくりと抜けていった。しばしの嗚咽を溢し、花織の絶叫が辺りに木霊する。

第3話「思惑は嘲笑の奥に」

カミサマンの白い部屋に来ていたいろは、カミサマンを煽っていた。モニターが急に壊れて見られなくなり、地上の様子が気になって仕方ない。

立ち入れるはずのないこの部屋に干渉してきた存在。正体を突き止めてやろうとカミサマンが何度も試みるが、尻尾を掴むこともできなかった。その権限は思ったよりも大きいらしい。

おそらく、最近になってコンタクトをとってきたヴィヴィアンだろうとカミサマンは予想する。だけど、確証がない。不確定性導体(ブラックリキッド)が絡むと、いろはがこの部屋に来たように予想もつかないことが起こってしまう。

空虚のように答えが回り、わからないことにカミサマンは苛立ちを募らせていく。

非常事態が起こる度に慌てて、「執行者」の力にもなれない情けないカミサマン。自信を無くしかけたところで不意に疑問が湧き上がる。自分がどうやってカミサマンになったのかということ。思い出そうとすると頭に激痛が走る。

体調を整えていると、モニターがいきなり直り、地上の様子を映し出す。泣きながらいろはの名前を繰り返す、花織の叫びと共に……

そして、花織の怒りはネメシスいろはを殺したヴィヴィアンに向けられる。

なぜ殺したのかという問いに、ヴィヴィアンはいろはを殺したネメシスが死んで、何を悲しむ必要があるのと悪びれもなく答えた。

すべてはいろはをまたこの世界に戻すためだと。

その言葉を聞き、絶望の中にいた花織の表情に笑みが浮かぶ。だけど、すぐに頭をふり否定しようとする。死んだ人間が戻ってくるはずがないのだから。

期待と不安で揺れる花織にヴィヴィアンは笑みを溢す。肉体は死んだ。けど、思念、心は残っている。

ブラックリキッドの力を浴びたいろはなら、受け皿となる身体があれば復活できるようだ。だけど、それをするのは自分じゃない。どこかで見ているカミサマンに向けて挑発を口にする。

第4話「ホワイトウィンド」

独白のようにどこかを見ながら言葉を発するヴィヴィアン。それがカミサマンに向けてしゃべっているのは誰もが予想できた。

自分が解除するまで手も足もでなかったカミサマンを侮蔑するように笑い、早くいろはを戻すように催促する。ヴィヴィアンがカミサマンシステムを把握しており、ある程度干渉していたことは明らかだ。

「いつか絶対泣かす……!」と怒りを溢す。カミサマンはいろはに向かって、今回が奇跡であって、死んでも蘇られるなんて、絶対に思わないでと念を押した。いろはが元気に頷くと、目の前に真っ白な世界が広がっていく。

次に気がつくと、目覚ましの音が鳴り響き、寝ぼけ眼で時計をみたいろはは遅刻だと急いで学校に向かう。学校に到着するが、教室には誰もいない。不安になったいろはは学校を走り回り、声を上げ続けた。

誰も見つけられず、屋上から見下ろす。

いないのは学校だけじゃない、街全体から人の気配が感じられなかった。信じられない状況を目の当たりにし、自分がどうしてここにいるのかわからなくなる。それどころか、自分という人間が誰だったのかもさえも……

「あたしは誰……?」

そんないろはの呟きに、突然姿を見せたもう一人のいろはが答える。

「キミはキミだよ」

すぐに会いに行かなきゃいけない相手がいた。ようやく思い出した。カミサマンに生き返らせてもらって、ネメシスに会いに来たことを。ここはネメシスがいた世界らしい。

すでに死んで、残留思念のかけらにいろはがアクセスしてきて、わけのわからない状況になったようだ。殺してしまったことを謝罪するネメシス。それをアッサリと許すいろは。

ネメシスは死んでしまった自分の身体をいろはに使って欲しいと頼む。そんなネメシスに、欠片でもいいから残って欲しいといろはがお願いする。

ずっとずっと一緒だよと、いろははネメシスを強く抱き締めた。抱き締められたネメシスは嬉しそうに涙を溢す。

第5話「帰るべき場所」

ネメシスの身体が急に光を放ち、魔法少女たちは思わず目を手で覆う。次の瞬間、発光が止まり、ネメシスのドレスを着ていたドレスが、別のドレスに変わっていた。

キョトンとした顔で目を覚ますいろは。花織の顔には自然と笑顔が浮かび、そのまま抱きつく。

いろはが生き返ったことで、どこか気の抜けた状態になっていたが、ふいにヴィヴィアンが動く。ネメシスの身体で蘇ったなら、本当の身体は不要だと、いろはの身体を消滅させた。

残酷な仕打ちに魔法少女たちは抗議の声を上げるが、ヴィヴィアンは身体が二つあったら家族が混乱するだけだと言い放つ。正論だけに何も言い返せない。

戸惑う魔法少女たちにヴィヴィアンは、この世界はクローズするから早く逃げるように忠告した。

しかし、この世界にすでに強い思い入れを持っている魔法少女たちはそれを拒否する。

意地を張って残ろうとする魔法少女たちをヴィヴィアンは鼻で笑い、さっさと退散しようとする。一人、冷静に状況を見ていたセイラはヴィヴィアンに声をかけ、自分たちを元の世界に戻してくれと頼んだ。

不満の声も上がるが、ここでみんなが死んだら、自分たちの本当の世界は誰が守るんだ、と言い返され、元の世界に戻ることを決意した。

ヴィヴィアンが「魔法」で作り出した元の世界に繋がるゲート。不安な気持ちもあったが入るしかない。魔法少女たちは順番にゲートをくぐっていく。ヴィヴィアンは最後まで残り、ゲートを閉じると言い残した。

第6話「帰還」

長い長いゲートを抜けると見覚えのある場所。いつもの渋谷だった。

みんな無事だったことに喜んでいると、何やら人だかりができている。芸能人大好きなミーハーな花織が急いで近づくと、そこにはヴィヴィアンの姿があった。渋谷のど真ん中で魔女の格好してたら人だかりもできる。

そんなこんなで、ドタバタしているとスマホから悪魔出現の警報音が鳴り響く。どこか懐かしい気持ちになりながら、魔法少女の仕事だと、みんなは現場に向かっていく。

それを見送るヴィヴィアン。その笑顔には、何か企んでいるような不気味な雰囲気が漂っていた。

I=MGCM 第1部 第1章「シブヤトゥルースカイ」の感想

前回ついに姿を見せたヴィヴィアンだったが、今回は3Dで描かれたヴィヴィアンもお披露目となった。そのグラフィックを見て、がっかりした人は少なくないだろう。僕もその一人だ。思わず吹き出してしまった。

どうしてこうなった。なんで、団子のような丸い顔にしたんだ。イラストだと、もっとスッとした細い顔じゃないか。

せっかく感動的な話だったのに、ヴィヴィアンの3Dグラッフィクのせいでどうしてもシリアスになれなかったのが残念でならない。

なんだかんだで、色々な世界を巡り、ようやく元の世界に戻ってこられた。次回からは、また新しい話が始まるのだろう。新しい敵が登場するのか、それともヴィヴィアンの関係者が出てくるのか、先が非常に楽しみだ。

それではまた次回!

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