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スクスクで行われるナイトパーティ、リアル脱出ゲーム。賞金を目指して、全員水着になった魔法少女たちが謎を解いていく。

公開:2020年08月08日 (最終更新:2020年11月19日)

皆さん、こんにちは。もりすかだ。
いつも読んでくれてありがとう。

今回は2020年7月31日18:00~8月15日23:59まで行われているイベント「博士の異常な劣情」のストーリーをお送りする。前回のイベントでは水着回と思わせて、実はただの漂流という肩すかしを喰らってしまったが、今回はイラストからわかるように間違いなく水着だ。どんなカワイイ水着で話が展開していくのか、色んな意味で興奮しながら見ていこう。

オープニング:夏の世の夢

いつものカラオケルーム。花織が面白いものを見つけたとスマホをみんなに見せる。それは「リアル脱走ゲーム 能力VS霊力 恐怖!ナイトプールからの脱出」という企画だった。

会場はスクラムスクエア(通称:スクスク)の屋上だ。渋谷人気のランドマークでありながら、その屋上では不思議な事がよく起こり、行方不明者なども出ていて、何かと噂も絶えない。

題名からして絶対に怖いとビビるりり。だが、ここあは屋上にあるプールの夜のライティングが素敵だとか言いだし、その話に他の魔法少女たちも乗ってきた。

リアル脱走ゲームには賞金も出るらしく、プールに興味ない魔法少女たちも参加することになる。しかもチームでの参加になっているため、魔法少女たちはチームを組む。

魔法少女がそんな話題で盛り上がっている頃、黴体生物が生い茂る魔界の奥地では、薄暗闇の中、白い影が嗚咽のような呻き声を上げていた。口腔を押し広げながらカプセル状の肉塊が吐き出される。全長30センチ程度のなにかの卵だ。

産み落とした彼女は力尽き、卵が新生児のようなか細い呻き声を上げた。

1話:今夜はビキニナイト

スクスクの屋上から見渡せる絶景に浮かれながら自撮りを繰り返す依子。それを寒々とした目ではなびと蒼が眺めていた。そんな時に不意に追加されたはなびの新しいドレス。依子に見つかり着るようにせがまれる。

水着ドレスに着替えると、今度ははなびを交えての自撮りが始まった。超良く撮れたと写真を眺めていると、りりがなにやら白い影が映っていることに気がつく。

光の反射でそう見えているだけだと誰も気にしないが、曰く付きのビルの屋上の噂を信じているりりは、ビビってすぐさま携帯を奪い勝手に消去した。

可愛く撮れた写真を消されたことで依子は怒り出すが、話題はすぐにこれから始まるリアル脱出ゲームに移っていく。魔法を使えばかなり有利な展開になれるとはなびは不敵な笑みを浮かべる。それに釣られてエリザも、自分のプロポーションを見せつけるように胸を張る。

そんな話をしているうちにリアル脱出ゲームのアナウンスが開始された。

参加者の中には見たことのある姿を見つける。もじゃもじゃのパーマ頭に薄汚れた白衣姿。パリピな若者が多い中で、一際異彩を放つ中年男性。有名な脳科学の先生で、よくテレビに出てくる「元部建三」だ。ミーハーな花織はその姿に興奮を隠せない。

その間に、と陽彩はトイレに向かい、すませて戻ってきたところで、「元部建三」に話しかけられる。

幼児体型の陽彩を見て、小学生と間違えたようだ。そんな話をしているうちに開始時間となり、ガイドスタッフが各チームに説明の書かれた紙を配りはじめた。それを見た陽彩は深いため息を吐く。

ゲームの説明を受けていると、悪魔出現の通知が税印のスマホに届く。悪魔出現場所もここ。そして、次々に現れる悪魔たち。

みんなに怪しまれることなく、ヒーローショーの体をとり、魔法少女たちは水着で悪魔に向かっていく。

2話:始まりは飴

悪魔たちを倒し終えると、魔法少女たちは注目の的になっていた。予定にないことがおき、スタッフたちも愕然とする。しかし、派手なアクションシーンに参加者たちは大興奮だ。そんな中、元部がステージにあがり、見事なステージ演出だったと大きな拍手を上げる。それにより全てが丸く収まり、イベントの説明が続けられた。

参加者は会場内にある「CASE」と呼ばれる問題を探して解いていくことになる。制限時間は60分とかなり短い。スタッフにより最初の問題は屋上にあると告げられ、ゲームが開始した。

魔法少女たちは手分けして探し始めるがなかなか見つからない。そんなとき、陽彩がどこからか「排水溝の溝」と聞こえて来て念のために探し始める。

そして、見つけてきたボール状のカプセル。中を開くと6枚の紙が入っていた。魔法少女たちは2~3人のチームに分れて、それぞれ問題に当たっていく。

ヒントは「6×3の反対」

魔法少女たちが各々のチームで問題に取り組んでいる姿を遠くから眺めている影があった。

白い体躯を残し、マオはその場から姿を消す。

3話:真・リアル脱出ゲーム

自分たちが一番解けたと喜ぶはなびといろは。それより、少し前、蒼と丹が問題に取り組んでいた。

ヒント「アルファベット」

二人では埒が明かないと、陽彩もそこに加わる。問題が解けたというはなびたちに、自分も丁度いま解けたと陽彩が言い返す。そこにエリザもやってきた。しかも、3問もまとめて解いたようだ。

穴埋めを埋めると答えは「SHIBUYA QWSE」だった。すでに15分も経過している。魔法少女たちはその店がある15階へ急ごうとする。そこに息を切らせた花織がやってきた。

4話:おじさんでもなれるよ

花織の話では、エレベーターで13階より下は押せなくなっていた。階段も13階で閉鎖されていたらしい。運営の演出かと思って、聞いてみたがどうにも知らない様子。どうやら本当に「リアル脱出ゲーム」のようだ。

これも悪魔の仕業なのかと言う話になる。パニックを避けるために調査を開始するという陽彩は中央管理室へ向かい、賞金を逃したくないというはなびたちは、15階へ行き、次のCASEを探す。そこでセイラがCASE2を見つけた。

悩むセイラたちだったが、エリザがあっさりと答えに辿り着く。暗号から次の目的地を割り当て、再び屋上に戻る。

その頃、陽彩は中央管理質でカメラの映像をチェックしていた。そこで何かに気がつき、思わず声を上げる。

屋上へ戻ってきた魔法少女たち。最初にCASEを探したときには何もなかった。いなくなった間に追加されたのかも知れない。改めて周りをみるとステージの上にあがれるようになっていた。ステージの上をくまなく探し、お目当ての物を見つける。

ヒントは「SとQを重ねる」

何か手がかりを見落としたかも知れないと、はなびが陽彩に連絡をとった。その中で陽彩が十分前の映像で「マオ」を見かけた、急いで戻るから気をつけてと言い放つ。電話を切りはなびが、マオのことをみんなに告げると、ここに閉じ込めたのもマオの仕業かも知れないと言う話になる。

制限時間はあと20分。陽彩が戻ってくる。

その姿はスクール水着ではなく、新しい水着に変わっていた。陽彩によって導き出されたCASEの答えから、花織がお店の名前だと気がつき「Jose Leon」に向かおうとする。だが、突然、停電が起き、辺りは真っ暗な闇に沈む。

5話:暗黒奇譚!猫又の怪

ゲームは一時中断され、参加者は屋上に集められた。現在、スタッフが状況を確認中だ。マジでこのビル呪われているんじゃないのかと声が上がり混乱していく中で、元部建三が叫ぶ。

何を言っているのかさっぱりなことを言い始め、参加者もついていけない。どうやら元部も混乱しているようだ。放っておいてもいいが、これがマオの仕業なら、悪魔との戦闘は避けられない。魔法少女であることはできるだけ隠したいということで、元部の話に乗っかる形で超常現象を参加者たちに信じさせるために、陽彩が動く。

電気の復活を待つ間、怪談話をしようと持ちかけ、まずは自分からと言って話し出した。真っ暗な中、その雰囲気に呑まれたりりは恐怖のあまりにぶっ倒れてしまう。

陽彩の怪談話が終わった瞬間に、ライトが点灯し、参加者たちは余計に驚いた声をあげた。

りりは未だにぶつぶつと独り言しながら倒れている。そんな時、ゲーム再開のアナウンスが流れた。残り時間はあと15分だ。

6話:現れたアイツ

ヒントから「Jose Leon」を割り出し、そこに来ていた魔法少女たち。新しいキーワードを発見する。

CASE4を難なく解き終わり、CASE5が屋上にあるところまで突き止めた。時間はあと10分、CASE5をすんなり見つけられれば、クリア出来るかも知れないと淡い期待が浮かんでくる。そんな屋上では、参加者の一人がスタッフに絡んでいた。13階より下の階に降りられないことに気がついたようだ。

そんな中より一層おかしくなっているのは、元部。さらにわけの分からない事を呟き、自分自身を責めはじめた。さらに参加者から大きな声が上がる。真っ白い白の怪物が突然姿を見せたのだ。

凶暴な顔つきをしているがマオの面影がある。りりは過去の出来事でマオと交友関係があり、戦いを望まない。人間を襲わないようにとりりはマオに声をかける。

しかし、その声にマオは全く反応を見せない。言葉が通じていないような感じだ。マオは誰かに操られているとりりはみんなを説得しようとするが、それを試している時間はない。躊躇していたら自分たちだけじゃなく、周りも危なくなる。みんなを助けるために陽彩は戦いの合図を出す。

7話:座敷童vs天才脳科学者

魔法少女たちの活躍で、白い悪魔は低いうねり声を上げると陽炎のように揺らめきながら消滅していった。マオを倒してしまったことに罪悪感を抱くが、どうにもあっけない。何か見落としているような気がしてならない陽彩。無事に解決したかと思われたが、まだ下の階にいけないと参加者たちがスタッフに詰め寄っている。

混乱を見せる中で、最もおかしいのは元部建三だった。大きな声で突然笑い出したかと思うと、照明にしがみつきはじめる。見かねた陽彩は近寄り、元部に話しかけた。だが、陽彩を見た元部が座敷童が出たと騒ぎ出す。

退治するために陽彩に催眠術をかけようとする元部。そんなものに絶対にかかるワケがないと鼻で笑う陽彩。それを見ていたエリザは、もし催眠術にかかったら、メイドドレスに変身して「萌え萌えキュンキュンおいしくな~れ」とオムライスに向かって言いなさいと煽る。当然、かかるわけがないと思っている陽彩はその提案はあっさりと受け入れた。

そして、元部の指示通りにすると、陽彩は何かに取り憑かれたように、目から光が消え、虚ろな様子になる。どうやら催眠術にかかってしまったようだ。

元部の指示によって陽彩の恥ずかしい話が暴露されていく。そして、とうとう自分はウサギだと思い込まされてしまう。

はなびの策略もあり、なんとか催眠術を解いてもらい、元に戻った陽彩。そんなことをしている間にタイムリミットはあと5分になっていた。

8話:真犯人は……

元部建三を先頭に参加者たちは何度もエレべーターに乗って、下に降りようとして失敗を繰り返していた。今まで起こった様々な出来事は元部の演出だと思っているらしい。そんな時、陽彩がゲームが始まる前にトイレに行ったときの話を思い出した。戻ってくるときに元部に話しかけられて――

そこで口論になり、自分を催眠にかけることが出来たら、主張を認めると陽彩が提案したらしい。そして「脱出に成功できない」という催眠をかけられたようだ。陽彩はその暗示を受けていたため、中央管理室に行った時に、エレベーターを止め、電気を消したんだと告白する。全ての犯人は陽彩だったようだ。

中央管理室へ行き、すべてを元に戻すと、エレベーターに乗り、狂喜乱舞している元部建三や参加者たちをモニター越しに確認できた。そして、はなびはCASE5を見つけ、難なく解く。しかし、キーワードがどうにもおかしい。その時、謎の言葉を耳にしたはなびは最初にもらった紙を見る。

脱出キーワードを見つけたはなび。それをスタッフに伝える。

ギリギリ時間内の脱出成功だ。それと同時にゲーム終了を告げるブザーが鳴り響く。スタッフの指示で参加者たちはステージ際に集められる。そして、優勝チームが発表される――優勝チームはチャラ男たち三人。どうしてあんなのに負けてしまったのか、はなびたちは首を傾げるばかりだった。

EX:萌パワーにお願い

数日後――

陽彩はエリザの家でメイドの格好をさせられていた。

2つあるティーカップの片方に、手でハートマークを作り近づける。蒼は神妙な顔つきで紅茶の香りを堪能した後に、小さく一口含む。そして、もう片方も飲み干すと、陽彩がハートマークを近づけた方を言い当てる。しかも百発百中だ。

それを見て、いろはが今度はオムライスで、「陽彩ちゃんの愛が入っている方当てテスト」をやろうと言い出す。だが、蒼はまだ自分はまだ一度も陽彩の萌えポーズを見ていないと反対する。そんな時、先日のリアル脱出ゲームがネットで話題になっていると花織が言い出す。

あの時優勝した三人が行方不明になっているらしい。どうやら優勝したチームの人たちも、陽彩やはなびが聞いた不思議な声を耳にしていたようだ。そして、イベントを企画した会社も三年前に倒産していた。

強がりをいいながらも、今回ばかりは陽彩もはなびも顔を真っ青してしまう。

数十個はあるであろう1メートルほどの卵。それぞれの底辺から、肉質の芽が地面に伸びている。「ヒメハラミ」、宿主を複製して、忠実なしもべを作る黴体生物。乳白色した卵殻の向こうにマオに酷似した白い裸体が透けて見える。その一匹が孵化を待つようにその身を捩らせた。それを眺めて、マオは仕込みが揃ったと小さく笑みを浮かべる。

「博士の異常な劣情」の感想

いやー今回の話は色々とギミックが仕掛けてあって面白かった。ただの水着回とまとめるのはもったいない。そんなワケで使った画像も過去イベントでは最高の45枚とかなり大ボリュームになっている。べ、別に水着が可愛いからいっぱいになったんじゃないからね!

選択肢を使ってクイズも仕込んであるし、。陽彩が催眠術でおかしくなってみたり、1話まるまる使っての怪談話とか。残念なのは、結局、誰が答えを教えてくれたのか明かさずに怪談話というオチにしてしまったところだろう。

もう1つ言わせてもらうと、ビルに閉じ込めた犯人は陽彩で、エレベーターや電気も陽彩が止めたと言っている。だが、エレベーターが止まっていると花織が言いに来たのは陽彩が中央管理室に行く前。どうやってエレベーターを止めたのか、わからない。もしかしたら、催眠術をかけられてすぐ、みんなと合流する前に中央管理室に行って止めたのかも知れないが、それにしては説明が曖昧だ。

どうにも腑に落ちない。あと、一歩考えてあれば、さらに評価は高くなったのではないだろうか。それにしても、マオも何かとんでもないことをしようとしているし、次のイベントも楽しみでしょうがない。それではまた次回!

クイズの答えは以下から

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