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【マジカミ】第1部 第9章「サクラガオカトゥルース」メインストーリーのあらすじ・感想・考察

公開:2019年09月29日(最終更新:2020年12月25日)

皆さん、こんにちは。アプリビレッジのもりすかだ。

前回は「武良穂」に単独で向かった陽彩を助けるために、白オムニスと直接対決を行った回だった。その中で蒼や丹、エリザが魔法少女として覚醒して、その圧倒的な力をいかんなく発揮してくれ、ピンチから脱出できた。

とびおと同じ力しか持っていないはずの白オムニスがなぜ、悪魔たちのボスになっているのか、わかったことが増えた分だけわからないコトも増えていく。マジカミは素敵なストーリーになっている。早速、今回のチャプターを紹介していこう!

エピソード1「魔法少女フラグ」

なんだか久しぶりに戻ってきたような気がするカミサマンのいる白い部屋。とびおは疑問をそのままカミサマンにぶつける。自分を殺せばいいだけなのに、どうして関係ない魔法少女たちを狙うのか、わからなかった。その疑問にカミサマンははっきりと答える。

「オムニス同士で直接傷つけることは出来ない」
そのために武器となる魔法少女を狙うのは当然のことだ。

さらにとびおは質問を続ける。自分の本当の目的がなんなのか改めて聞きたくなった。それに対してカミサマンは「存在」を賭けた「運命力」と「運命力」のぶつかり合い。勝った方にだけ真の「可能性」を得られると答えた。そして、今回の件はあくまでも「イレギュラー」だと付け加える。それ以上のことはカミサマンは口をつぐんで教えてはくれなかった。

場面はいつものカラオケルームへと移動する。いろはに膝の上でとびおは目を覚ます。いつも気を失った後のとびおをいろはが運んでくれていたようだ。そんな話をしていると、陽彩が神妙な顔で話しかけてくる。どうにも武良穂は前回の白オムニスの襲撃で甚大な被害にあったらしい。悪魔に食べられて存在をなくした人、運良く戻ってきても、精神疾患や記憶障害など、話を聞くだけでも被害の大きさが想像できた。

そこまでして襲って来たのは、蒼たちが魔法少女になれることを白オムニスが知っていたからだ。オムニスこと、とびおの姿が見えるものはみんな白オムニスのターゲットになる。そんな話が出たところで、りりが大きな声で叫ぶ。

「マリ夫(マリアンヌ)が……危ない!」

誰もが忘れていたが、ゲームセンターで会ったとき、確かにとびおの姿を認識していた。だったらといろはが彼女も魔法少女にしてしまおうと提案するが、りりが激しく反対する。

悪魔通知は来ていないが、マリアンヌには電話が繋がらない。心配になったいろはたちは「聖チャールズ学院」へ向かうことになった。調べ物をしたいからと武良穂へ行こうとする陽彩とは別行動で。

学校に変わった様子はなく、マリアンヌがいつもいるという「マンガ研究部」の部室へと急ぐ。特に何もなくマリアンヌは無事で締め切りが近いから電話を切っていただけのようだ。

そんなマリアンヌにとびおは正直に事情を話す。悪魔のこと、魔法少女のこと、危機が迫っていること、全てを話し終えたとき、無情にも悪魔出現の通知が鳴り響く。だが、それは白オムニスの出現とは異なるものだった。

エピソード2「債権回収と朝ドラ主役」

悪魔を無事に倒し終えたりりは、近くで見ていたマリアンヌに「大丈夫だった?」と声をかける。目の前で起きたことにはわわと興奮気味のマリアンヌ。悪魔の存在を事実だと思い知らされる。

戦いも終わり、ゆらぎから元の現実世界へと戻ってきた。そこに以前、依子のチケットを販売していた「はなび」と遭遇する。どうやら、りりのことを探していたようだ。

最近、りりがすぐに放課後消えてしまうことを気にしながらも、はなびは自分の用件を口にする。今月に入ってすでに五人も自分の債務者が行方不明になっているらしい。そのうちの三人がりりと同じ中学の出身者、りりが何か手を引いているに違いないと言いがかりをつけてきたようだ。

当然、そんな話全く知らないりりは首を横に振るしかない。話を聞いていくうちに行方不明になった人が最初からいなかった見たいな口ぶりになっているコトがわかる。その現象は紛れもなく悪魔による捕食が原因だ。

しらばっくれてもはなびはしつこく迫ってくる。無関係だと言い続けていると、たまたま近くにいた学園のアイドル「依子」とぶつかってしまう。りりがすぐに謝るが、依子はアイドルだとは思えない口汚い言葉で罵ってくる。

朝ドラの主役が決まって、その役の練習をしていたところだったらしい。ドラマの主役なんてすごいとみんなが口を揃えて褒めるが、どうにも依子は浮かない顔のまま。話を聞くとなにやらぼた餅的に役が回ってきたことが気に入らないようだ。しかも、その主役をやるはずだった娘は、存在そのものが消えていた。

二つの話が「カミカクシ事件」と繋がっている。つまり、それははなびと依子が魔法少女候補であるコトの証でもあった。いろはが話し中の二人にとびおの姿を確認させると、当然のように二人はその姿を認識していた。そしてまたこのタイミングで悪魔が発生した通知が聞こえてくる。

エピソード3「ローリスクハイリターン」

出てきた悪魔を倒して、元の世界に戻ってきた一同。当然のようにはなびは怪訝な顔で質問をしてくる。そこで、りりは自分が最近何をしていたのかを伝えた。悪魔の話なんて信じられないと否定的な依子とは違って、悪魔に食べられて存在が消えてしまった人のことが気になるはなび。自分の金をどうにかして取り戻したいらしい。そこでいろはが悪魔を倒せば、消えていた人が戻ってくることを教えると、はなびは自分も魔法少女になると言い出した。

危険だとりりは反対するが、はなびは倒した時のリターンが大きいと考えを変えようとしない。積極的に参加しようとする花火を見て、依子も看過されたらしく、自分も魔法少女をやると言い出す。どんなに忠告をしても意見を曲げようとしない二人に圧される形でとびおは、魔法少女となることを認めた。そして、またまたタイミング良く悪魔が出現する。

エピソード4「逆襲の白」

依子とはなびの活躍は凄まじく、これが魔法少女デビュー戦とは思えない戦いぶりだった。あっと言う間に悪魔たちを倒し、現実世界に戻ってくる。

二人の凄さをみんなはただただ感心するばかり。しかし、はなびはそんな褒め言葉なんて求めてはおらず、行方不明になった人がいつ戻ってくるのかそっちだけを気にしていた。具体的にいつ戻ってくるのかわからないみんなは、そのうちとしか答えられない。それに対して不満げな顔を浮かべるはなび。とにかくお金を取り立てることしか口にしない。

そんな時、依子の元にアイドル事務所のマネージャーから電話がかかってくる。朝ドラの主役を降ろされたと笑いながら言う。どうやら、消えていたアイドルが戻ってきたらしい。本当に消えた人が戻ってくると知ったみんなはやる気に燃える。そして、そこに耳にしたくない「デンジャー」のアラームが奏でられた。「白オムニス」の登場だ。

勝てるかどうか不安になっていたところで、陽彩が蒼たちを連れてやってきた。

悪魔たちが一斉にここに向かってやってきている。もう決戦から逃れられないところまで来ていた。

エピソード5「腐女子が覚醒せし時」

人数が増えたことで白オムニスに対抗できるだけの力を得ていたとびおたち。戦況はとびおたちが有利ではあったが、マリアンヌを庇って動いていて、どこかおかしな動きになっていた。そのことに気がつかない白オムニスではない。

マリアンヌを中心に攻めだしたところから、戦況が一気に不利に傾いていく。避けなければいけない攻撃でもマリアンヌを庇うとなると中々思うようには動けない。気がつけばみんな大きなダメージを抱えて弱り始めていた。

それでもりりはマリアンヌを守ろうとする。そんな姿を見てマリアンヌは弱虫だった自分にムチを打ち、逃げたくないと叫ぶ。魔法少女になることを決意した。

守られていたはずのマリアンヌがいつの間にかみんなの前に立ち、守ろうとする。その気持ちがみんなに力を与えていく。傷はいつの間にか癒え、力がみなぎり始めていた。マリアンヌによって力を取り戻した魔法少女たちはとびおの号令で白オムニスたちに向かっていく。

エピソード6「慟哭」

みんなで協力した力は凄まじく、なんとか白オムニスの悪魔を撃退する。勝利は目前かと誰もが思ったところで、白オムニスに異変が走った。やられた悪魔に対して異常なほど感情を乱している。

そして、白オムニスは声を荒らげ叫ぶ。

「お前たちが今、殺した悪魔こそが魔法少女なんだよ!」

とびおたちが今まで倒してきた悪魔たちも、今倒した悪魔たちもみんな、元は魔法少女だったと告げる。とてもそんな話は信じられない。いや、信じたくないとびお。その凶兆は花織が始めた倒されたときからあったのに。みんなやられて悪魔へと変貌していった。

そして、悪魔化した彼女たちは、新しい可能性に取り残され、ゴミのように蓄積されていった。能力を使うたびに悪魔が増えていったこと、それこそが魔法少女が悪魔化した証拠だと告げる。とびおがして来たことは、元魔法少女だった悪魔たちを殺し続け、彼女たちを悪魔化させていっただけだった。

自分がして来たことが誰も救っておらず、犠牲者を増やしきただけだとしり、とびおは打ちひしがれてしまう。だけど、逃げるコトは出来ない。互いを食い合う「オムニス同士」の戦いからは決して。戦う意義を見失ったとびおは白オムニスをそのまま逃がしてしまう。自分の頭で状況をしっかりと理解するために、カミサマンの元へ向かう。

CHAPTER9「サクラガオカトゥルース」の感想

何から伝えればいいのかわからないほど怒濤の展開。マリアンヌ、はなび、依子と三人の新メンバーが加わり、意気揚々と白オムニスと戦いに決着をつけると思っていた。だけど、それは違っていて、むしろ戦うことが嫌になってしまう厳しい現実を突きつけられてしまう。何度も倒してきた悪魔たちが魔法症状だったと言うコトは、いくつのかの可能性の中のいろはや花織たちもいたに違いない。

考えれば考えるほど、気持ちが沈んでいく展開だ。この先、悪魔たちを倒しても、素直には喜べないだろう。こんなバカみたいな世界を作り出しているカミサマンとは一体何者なのだろうか。次回でそれが語られるのか、それともまた新しい問題に直面するのか、「マジカミ」からはまだまだ眼が離せそうにない。それではまた次回!

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