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【マジカミ】第1部 第8章「コウソクサンゴーアバウト」メインストーリーのあらすじ・感想・考察

公開:2019年09月15日(最終更新:2020年12月25日)

皆さん、こんにちは。アプリビレッジのもりすかだ。

前回は白オムニスと言うとびおの別の可能性が出てきて、さらに圧倒的な力を見せつけてくれた。そんなヤツが「武良穂」にいる魔法少女候補を狙っているとわかり、救出へと向かったところまでだった。まともに戦っても絶対勝てない戦力差の相手にとびおと魔法少女たちはどう立ち向かっていくのか、早速見ていこう!

エピソード1「シャコはエビではない」

カミサマンの「互いの運命力を賭けた同種たちの食い合い」「戦いの儀式」などの不気味で意味ありげな独白(モノローグ)の後は、場面が変わり、久々の登場となる「蒼」「丹」「エリザ」がバトルフィールドであるゆらぎに囚われてしまったところから。

校内にいたはずの自分たちがどうしてこんな場所にいるのか三人は全く見当がつかない。そして、目の前には奇妙な姿をしたモノたち、悪魔が三人を狙っている。悪魔を見て丹がエビと言い、エリザは甲殻類最強のシャコだと反論した。こんな場面で暢気にシャコのうんちくを垂れるエリザ。悪魔たちのことを全く知らないからこそできる芸当だ。シャコの話に夢中になっている間に悪魔たちはすぐ側まで迫ってきていた。

今度はいろはたちに視点が変わる。必死に走っているがなかなか「武良穂」にはたどり着けない。最短ルートで突っ切っているが、悪魔たちが頻繁に出現してジャマをしてくるのだ。

そんなことを言っている間にもまた悪魔が出現する。足止めを何度も喰らってしまい、りりはとびおにしっかりナビをしろと突っ込んできた。とびおも自分が選んだ道が悪かったと反省する。まだ陽彩には追いつけていなかった。

エピソード2「ほっとけない連中」

悪魔たちを何度も撃退しながら、いろはたちはようやく「武良穂」に到着する。しかし、学園内に入っても悪魔の出現通知が止むことなかった。

いくら倒してもキリがない状況。出てくる悪魔を全て倒すには人手だけじゃなく、体力的にも難しいものがあった。校庭にある1番デカい反応「白オムニス」を見つける。そして、西門の周辺だけは悪魔の反応がまったくないことにも気がつく。

正反対の位置ではあるが、遠回りした方が安全に目的地にたどり着けるととびおは判断する。しかし、それでは時間がかかりすぎるとセイラたちが反対。とびおだけ陽彩の元に向かうことになった。

いろはたちと別れた後、とびおは壁を何度かすり抜けながら校庭へと急ぐ。そこには「白オムニス」がいる。しかも、悪魔三匹を従えていて、まともにぶつかっても勝ち目なんかあるはずもない。それでも今は最優先で陽彩を見つける必要がある。

そして、とびおはゆらぎの中で必死に悪魔たちから逃げ回っていた蒼たちを見つける。

とても、好意的な出迎えではなかったが、悪魔から逃げ回っている状況なので仕方ない。そんなことよりも三人と一緒にいるはずの陽彩の姿が見当たらないことが気になっていた。三人に聞いてももともと一緒ではなかったと言われる。自分の方が陽彩よりも早く、この場に来てしまったと慌てるとびお。

そんなとびおに蒼は「お前もあの化け物の仲間か?」と尋ねてくる。とびおは誤解を解くためにきちんと説明しようとするが、悪魔たちが攻撃してきて、そんな機会を与えてくれない。

そして、白オムニスが姿を見せる。

その目は殺気に満ちており、蒼たちを殺す気で攻撃を放ってきたようだ。

白オムニスは近い将来、とびおの戦力と成り得る存在を殺そうとしている。「魔法少女でもない生身の女の子を襲う、卑怯者め!」と白オムニスをとびおは罵倒した。しかし、白オムニスは「卑怯者は現実から逃げ続けているお前だ!」と言い返してくる。互いに正義を主張しては話し合いで解決するはずもなく、激突は免れない状況。

そして、そこに陽彩が到着する。

放っておけない連中を守るために、陽彩は変身し、一人で悪魔たちに向かっていった。

エピソード3「俺の能力はこれだけ」

陽彩の戦いぶりは、まるで鬼神のようだった。襲ってくる悪魔たちを次から次へとなぎ倒していく。しかし、それでも大量発生している悪魔にたった一人で戦うには限界があった。

体力も尽きかけている陽彩にとびおは撤退を指示するが、陽彩は頑として戦うことをやめない。どんなに意地になっても、どんなに頑張っても、出来ないことはできないし、無理なものは無理なのだ。ついには陽彩の体力も尽き、そして――

死にそうになった陽彩を助けるために、とびおはまた「可能性を手繰り寄せる能力」を使おうとする。しかし、時間が戻ることもなく、状況は何も変わらなかった。力尽きようとする陽彩を前に何ひとつ出来ない自分。

そんな泣き叫ぶとびおに向かって、白オムニスは「今のこの世界の状況がわかってないのか?」と質問を投げかけてくる。意味がわからないととびおが答えると、白オムニスは告げる。「この世界は俺の望んだ世界でもある」と。白オムニスの願いは自分と同じ「運命力」をもった自分を手繰り寄せることだった。とびおを殺して、自分の存在を取り戻し、全てをやり直すために。

互いに手繰り寄せた「可能性」がこの世界である以上、白オムニスの存在が消えてしまわない限り、とびおは別の世界を手繰り寄せることは出来ない。

そんなことを言っている間にも刻一刻と陽彩の終わりが近づいてきている。もう、失敗は出来ない。今できる唯一の可能性を信じてとびおは三人に声をかける。

陽彩を救うために。
魔法少女になってもらうために。

そして、三人の携帯に突然鳴り響いた声

「ムゲンノカノウセイヲシンジマスカ?」

陽彩を助けるためならばと、三人は喜んでスマホにキスをした。

エピソード4「正義の味方は遅刻する」

魔法少女として力を手に入れた三人は上機嫌だった。突然手に入れた大きな力にも振り回されることなく、十二分に使いこなせている。これならいけると調子に乗る三人にとびおは逃走経路の確保を告げる。とにかく全力で逃げるんだ。

圧倒的な潜在能力の三人ではあったが、それでも白オムニスが率いる悪魔軍団を崩せるほどではなく、気がつけば周りを囲まれていた。あと一歩のところで、悪魔たちが忍び寄ってくる。玉砕覚悟で戦うしかないと覚悟を決めたところで、聞き覚えのある声が響き、悪魔たちが倒されていく。

振り返るとそこには――

遅れてやってきたいろはたちがいた。全員が揃って意気揚々のではあったが、それでもとびおは一点突破の撤退を指示する。今回の目的は陽彩の救助が優先なのだ。

エピソード5「悪魔は強いものに憑く」

新しく仲間が加わったことで戦力が大幅にアップし、悪魔たちを撃退すると隙を突いて、突破口を開くことに成功する。そこからとびおたちは逃げようとするが、それよりも早く白オムニスは撤退していく。口惜しげに「たった三人が仲間になっただけとは思えない戦力増強だ」と呟きながら。それに合わせて、あれだけたくさんいた悪魔たちも一気に逃げていく。

その姿を見て、誰もが確信をする。悪魔たちのボスは白オムニスなのだと。

だけど、とびおはどうにも腑に落ちない。だって、白オムニスは自分と同じ力を持っているとカミサマンは言っていた。自分には悪魔を服従させる力なんてない。それなのにどうして、白オムニスに服従しているのだろうか。

みんなの無事を喜びながらも、出ない答えにとびおの気分が晴れることはなかった。

CHAPTER8「コウソクサンゴーアバウト」の感想

ずっと気になっていた蒼や丹がようやく仲間に加わったチャプター。まるで少年マンガのような熱い展開に思わず身を乗り出してしまった。仲間が加わることで、単純なパワーアップじゃなく、相乗効果で強くなっていく設定もすばらしい。これなら、白オムニスにも勝てるかもと期待が出てくる。

そして、冒頭でさらっと流してしまいそうになるが、カミサマンの不気味な発言。まるで戦いになることを楽しんでいるような言動に底知れぬ恐怖を感じてしまう。本作「マジカミ」で1番悪いのは誰なのだろうか。いや、悪いなんて単純な言葉では解決出来ない深い理由がそこにあるのだろうか。とにかく先が気になって仕方ない。あと、丹がおっとりしていて可愛い。

そんなわけでまた次回!

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