積極的に動くことを余儀なくされたあらざる者。目的を果たすため強引な手段に打って出たことで……

皆さん、こんにちは。アプリビレッジのもりすかだ。
いつも読んでくれてありがとう。

前回のデタリキZは、あらざる者の拠点を見つけて、突入する話だった。あらざる者をギリギリまで追い込んでおきながら、スカーレット華団の出現で取り逃がしてしまった対策班。スカーレット華団を信じようと思っていただけに裏切られた気持ちが大きい。この先、どのような試練が対策班を待っているのか、早速見ていこう。

あらざる者は今後の動きについて話し合っていた。対策班に所在もバレてしまったし、いずれまた乗り込んでくるだろう。そろそろ待つときから、動くときに来たのかも知れない。だけど、あと少し「デタリキ」のエナジーが足りなかった。

すでに事態は動き出している。多少強引だったとしても、もうやるしかない。自分たちの願いを叶えるために、エミットは静かに決意した。

その頃、対策班の本部ではあらざる者とスカーレット華団が繋がっていたことが噂になっていた。

スカーレット華団が悪い人だったという意見が大半な中で、あらざる者が本当に悪者なのかという声も一部では出ている。根拠となるのは、ジャマーをたくさん街で暴れさせてはいるが、未だに死者も重傷は出しておらず、被害もそれほど大きくはない。これを偶然と言うにはあまりにもできすぎていた。

「疑念」第2話

風香はおばあちゃんのお見舞いに病院にやってきていた。咳はひどいが割と元気そうなので安心する。そんな時、ジャマーが病院の前に出現した。あらざる者たちがやってきて、病院からエナジーを吸収しようとしている。

一人で何とかするしかないと思ったとき、対策班のみんながやってきた。

あらざる者たちも今回は本気。スゴイ数にジャマーがやってくるが、もはや、対策班の敵ではない。あっとう言う間にO・ジャマーを含めて、ジャマーを排除する。

あらざる者を捕まえるためにレインがガンを放つが、それが逸れてラファムが持っていたジャマー召喚器を壊してしまう。壊れた召喚器からは大量のジャマーが出てきた。

リグラスが一声かけるとスカーレット華団がやってきて、ジャマー排除を手伝ってくれる。みんなの力でジャマーを排除したが、病院にもダメージが加えられており、それが原因で半壊してしまう。

おばあちゃんを心配する風香の声が響いた。

「疑念」第3話

風香は瓦礫の中を突き進みにおばあちゃんの元に駆けつける。だが、容態は悪く、声もきちんと出せないような状況。それでも笑顔を見せて風香を励まそうとする。だが、みんなが到着した頃には、おばあちゃんは力なく崩れ落ちた。

泣き叫ぶ風香に誰もが心を痛める。エミットは自分たちが強引に事を進めたせいで人命を奪ってしまったことを重く考え、謝罪を口にした。

エミットは、計画のために用意していた救命機器をおばあちゃんにつけるように言ってくる。持ってきた救命装置を見て、レインは驚いた声を上げる。それは銀河守備隊「ガル」で使われている救命装置と同じものだった。その効果は凄まじく、おばあちゃんは数時間後には回復するらしい。

正体がバレてしまったエミットは観念して、聞きたいことがあったら答えると口にした。

「疑念」の感想

やっぱり、ガルの関係者だったあらざる者。今回の話を見るにスカーレット華団に指示を飛ばしていたし、上位の立花のではないかと思われる。目的はおそらくブラックホール生命体「破滅の魔神城ヴァルハラエンド」の復活を阻止だろう。

バラバラだった点が一気に線になった今回の話は非常に面白かった。次回はあらざる者とスカーレット華団の真の目的が語られるに違いない。非常に楽しみだ。それではまた次回！

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