あの「五等分の花嫁」とマジカミが夢のコラボ。二つの世界を舞台に魔法少女たちが活躍する奇想天外なストーリーになっているぞ!
公開:2020年08月24日 (最終更新:2020年11月19日)
今回は2020年8月16日12:00~8月31日23:59まで行われている「五等分の花嫁」とのコラボイベント「五つ子と魔法少女」のストーリーを紹介していく。
「五等分の花嫁」は『週刊少年マガジン』で2017年の36・37合併号~2020年12号まで連載されていた大人気のマンガ。少年マンガと言うことで、このイベントに関しては18禁版ではガチャを含めてできない。キャラすらも使うコトが出来ず、手に入れても18禁版では全く別の見た目と名前になってしまう残念な仕様だ。
それでも全年齢版なら「五等分の花嫁」のキャラを自由に使えるのは嬉しい。おまけにキャラの性能もかなり高いので、マジカミの本気を感じさせてくれる。それがストーリーにどれだけ反映されているのか見物だ。それではストーリーを見ていこう!
オープニング:プレゼントを取り返せ!
仲良し5姉妹の一花(いちか)、二乃(にの)、三玖(みく)、四葉(よつば)、五月(いつき)は、放課後食べ歩きしながら楽しい下校時間を過ごしていた。彼女たちは個性の違いはあれど一卵性の五つ子だ。
4日後に林間学校を控え、いろいろと買い物をしておかなければならないが、食いしん坊の五月は、買い物そっちのけで買い食いばかりしている。買った物と言えば、カレーに入れる隠し味くらい。他の姉妹はそれを聞いて呆れた顔を見せた。
そんな五つ子は「らいは」が大きな声を出しながら、何かを追いかけて走っているのに気がつく。
彼女は家庭教師をしてくれる「上杉」の妹で、彼女たちにしてみれば、浅からぬ関係。困っているなら放っておけない。声をかけてみると、兄のために買ったプレゼントを取られてしまったようだ。
それだけ言うとらいはまた、何かを追いかけていく。危ない相手ならと心配した五つ子もその後に続いた。
しかし、ある路地に入っていったところで、らいはの姿を見失ってしまう。別のところを探そうとしていると、ピンク色したおかしな物が目に止また。
ぐにぐにしていて、生き物のようにも思えるし、桃のような果物にも見える。四葉がおもしろがって近づいて見ると、突然おかしなものが震え出す。そして次の瞬間、5人を真っ白の何かが包み込んだ。
次に気がつくと、路地裏から見知らぬところに飛ばされていて、5人は慌てる。周りを見るとパソコンと机。画面には何かと戦っているコスプレ姿の少女たちが映っていた。少女たちが戦っている相手は、先ほどらいはが追いかけていた相手に似ている。
五つ子たちが部屋に飛ばされた頃――
ニンフがあの変な物体を見つけて喜んでいた。
1話:五等分の少女たち
魔法少女たちは悪魔との戦いを終えて、一息つく。全ての悪魔を倒して安心していたが、黴体生物であるモモアワビを発見する。体は小さいがバカアワビと同じく別個体の体内に転送する性質を持っている。
放置しておくと悪魔が出てくるかもしれないと壊そうとしたとき、白い煙に包まれてしまう。煙が晴れると、いろはの姿が見たことない髪型と制服になっていた。
それはいろはだけでなく、セイラ、依子、丹、はなびの五人の姿が変わっている。陽彩の仮説では近くにいた五人にたまたま反応したのだろう。一体何が起こったのかと考えていると、ニンフがモモアワビを持ち上げていた。
雰囲気はいつものニンフだったが、こころなしか姿形が普段のニンフとは違う。このままニンフがモモアワビを持っていったらやっかいなことになるのは明白だ。
慌てて捕まえようとするが、通常個体とは逃げ足も段違いで逃げられてしまう。悔しがっているとニンフがいたところにモモアワビが落ちている。どうやらニンフが持っていた物とは別個体のようだ。そんな観察をしていると不意に声が聞こえてくる。
花織がスマホを見てみるとなぜかテレビ電話状態になっていた。
気がつけば通話できるようになっていたと、五つ子は今の状況を話し、どうして自分たちの姿にコスプレしているのかと尋ねてくる。そっくりな姿に驚きつつ、魔法少女たちは変身を解こうとするが、どうやっても変身が解けない。
わけのわからない状態にどちらも口が悪くなっていく。このままでは埒が明かないとオムニスがケンカを止めようとする。オムニスの姿を見て、五つ子が今までで一番驚いた声を出した。
猫がしゃべったと思われたようだ。
2話:不思議な空間
状況を整理するためにいつものカラオケルームにやってきた魔法少女たち。こちらに戻ってきても変身を解除出来ない。見知らぬ人がいるみんなどこか落ち着かない様子。
テレビ電話はまだ繋がっており、とりあえずみんなで自己紹介からはじめる。
そして、それぞれ同じ姿になった10人が順番に挨拶を交わす。
丹と一花。
依子と二乃。
はなびと三玖。
いろはと四葉。
セイラと五月。
変身を解くことができないのでどうにもわかりづらいが、そういう組み合わせらしい。自己紹介も終わり、改めて、魔法少女たちは自分たちが魔法少女であること、悪魔と戦っていることなどを告げる。五つ子たちは路地裏で変な生き物を見つけて、真っ白い部屋に拉致されたと説明してきた。
話を聞いたオムニスは、もしかしてと意識をカミサマンのいる部屋に戻してみる。しかし、そこにはカミサマンを含めて、誰もいなかった。
しかたなく、意識をまたこちらの世界に戻しとびおはオムニスに戻る。近くにモモアワビもなく、五つ子は一生戻れないのかと心配した声を出す。手がかりになるのは、さっきのニンフだけ。近くにいるかもしれないと魔法少女たちは急いでニンフを探すことになった。
3話:五つ子に近づいて
その後、必死になってニンフを探すが手がかりさえ掴めず、夜遅くになってしまった。休息を取りたいところだが、変身が解けないため、家に帰ることもできない。大きな屋敷で都合をつけやすいエリザの家に泊まることになった。
豪華な家具にはしゃぎまくる魔法少女たち。翌朝になり疲れもすっかり取れたようだ。そして、また五つ子たちから電話がかかってくる。五つ子たちも爆睡できたらしい。
そんな中、五つ子に変身していた魔法少女たちの性格が、本人の性格に近づいていることと判明する。セイラは朝からメチャクチャたくさんの物を食べてもお腹がいっぱいにならないと嘆いていた。
花織はらいはが行方不明の話を聞いて、自分の妹と姿を重ねしまい、一足先に探しに出ていた。それを追いかけようとして、五つ子が真っ白な部屋を調べて、好きな相手に連絡ができることを教えてくれる。そして、電話をしていないときは、オムニスの視界がパソコンの画面になっていると告げた。
4話:入れ替わり大作戦
それからすぐにらいはとニンフを探しにでたが手がかりはなかった。
誰も情報がない中で、カラオケルームに集まる意味は薄いが、それでも何か分かったことを共有しておいた方がいい。すべての魔法少女たちがやってきたかと思ったが、花織とだけは連絡が取れず、どこにいるのかわからない状況。花織の事を心配しているといろはが奇妙な格好でやってきた。
そして、次々に出てくるいろは。五つ子は顔がそっくりだから、変装すればわからないという話を聞き、五人がいろはの真似をして入ってきたようだ。
オムニスは誰が本物のいろはか当てるように言われる。その質問に迷うことなく、オムニスは本物のいろはを言い当てた。みんなに感心されているところで、花織からメールが入る。
ニンフを見つけて後を追っている。今日の花織はいつもの花織とは違う。
5話:いつもおつかれさま!
花織はニンフを追い込んでいた。そこでカワイイ物が大好きなニンフに「コレは……カワイクナイ……イラナイ」と言われてショックを受ける。その隙に逃げられニンフを見失ってしまう。足下に子ども用のスマホが落ちていた。
それを拾うと声が聞こえてくる。相手はらいはだった。花織は今までにあったことをらいはに話す。らいはも同じような状況でに白い部屋に閉じ込められているらしい。
ニンフを倒してすぐに助けると話をすると、大事なプレゼントを取られたので、それも取り返し欲しいと頼まれる。中に兄へのメッセージカードが入っているのですぐにわかるとのこと。いつの間にか世間話になっていく二人の会話。そんな時、他の魔法少女たちが合流してくる。
らいはの無事を安堵しながら、ニンフが逃げたという方向にみんなで向かおうとする。しかし、花織は少しだけ別行動をしたいと、らいはのスマホを他の魔法少女に預けて、単身でどこかへ行く。
6話:妹思いの無神経兄貴&7話:姉の怒り
みんなと離れ、すぐに戻ってきた花織。もう用事は済んだようだ。他のみんなはニンフを探していたが未だに発見には至っていなかった。
らいはの兄でもあり、みんなの家庭教師でもある「上杉」という人物に話題が移行していく。不意に「5つ子はみんな上杉と言う人が好きなんですか?」といういろはに質問に五つ子のみんなは戸惑いを隠せない。
五人を女子トークで茶化しているとニンフが近くにいるのを見つける。
今度こそは絶対に捕まえると意気込んで見たものの相手の動きが予想以上に速く、捕えるのが難しい。魔法少女たちはだったらと連携を組み、うまく囲い込んだ。
追い込んだニンフに花織の強烈な一撃が炸裂する。それを躱してニンフが何かを落とす。それはらいはからの兄へ送るプレゼントだった。中身の無事も確認し、あとはニンフを倒すだけ。そこで兄を想う妹の気持ちを悟り、花織のスマホとらいはのスマホが発光を始めた。
花織はらいはの姿にチェンジし、今度こそニンフとの戦いにケリをつける。
8話:出会いと別れ
ついにニンフを倒した魔法少女たち。エリザのポケットにはモモアワビがあった。どうやら昨日拾ったモモアワビをそのままポケットにしまったままにしていたようだ。ニンフを倒したことで反応したらしい。そして、五つ子のいる場所にも急にモモアワビが出現した。そこを通れば元の世界に戻れると話をする。
らいはの方を確認すると、モモアワビはない様子。閉じ込められたのかと心配しているといきなり、らいはのスマホが光り出す。そして、らいはが花織の目の前に姿を見せていた。
花織は驚き、感激しながら、ニンフから取り返したプレゼントをらいはに渡す。それを受け取り、らいはも喜びと感謝の声を上げた。
でも、プレゼントが違う袋に入っていると指摘される。汚れないようにと花織が単身で包装を買いに行って、用意しておいたようだ。
そんな話をしている間に、エリザが持っていたモモアワビが異常なほどに光を発する。このままでは消えてしまいかねない。
別れを惜しみながらも、五つ子とらいははモモアワビをくぐっていく。すると、ずっと解けなかった変身が解け、いろはたちは元の姿に戻る。
みんなホッとしている中で花織だけは少し寂しそう。そんな花織にいろはが質問を投げかける。らいはに渡したプレゼントの中に何を入れたのかと。期待に満ちた顔をしているいろはに、花織は満面の笑みで答えた。
エンディング:『もしも』の可能性……
気がつくと五つ子は商店街のど真ん中にいた。不思議な夢を見たような気がするが何もわからない。らいはを追いかけていたことを思い出すが、らいははすぐそばにいる。なぜらいはを追いかけていたのかも思い出せない。
そんな中でなぜか兄へのプレゼントの袋の柄が変わっているのを見つける。念のため中を確認すると、自分が買った物以外にもペアのシャープペンとメッセージが入っていた。
「らいはちゃんへ。いつまでも、二人仲良くね。お兄ちゃんに負けず、お勉強頑張って」
自分宛のプレゼントなのはわかるが、誰からもらったのか全く見当がつかない。字を見ても、五つ子とは無関係のようだ。すると、不思議なお姉さんが出てくる夢を見たとらいはが言い出す。それは上杉の将来のお嫁さんの話かと五つ子は興味津々な顔を向けた。
「五つ子と魔法少女」の感想
いきなり「五等分の花嫁」のキャラたちがアニメ全開で出てきて、3Dグラフィックのマジカミキャラがどうなるのかと思ったら、スマホだけの会話だという展開。しょうがないんだけど、どこか残念な感じだった。
そして、ストーリーも兄妹愛が描かれていて、花織も姉妹愛に目覚めるという内容。でも、最後の最後で花織がらいはに変身したときは思わず笑ってしまった。
さすがに今回の登場人物の中で、一番弱いと思われるらいはがシメに出てこられても締まらない。兄妹愛があるから強いという設定なのかも知れないが、笑いは回避出来ないだろう。それでもエンディングの花織が送ったメッセージカードは感動したが……
「五等分の花嫁」のファンが満足したのかはわからないけど、マジカミファンの自分としては、魔法少女たちの色々な素顔が見られて満足だ。この調子で、何かとコラボするときは、また色々と考えていただけると嬉しい。
それではまた次回!
本ページにて使用されている画像はすべて『©Studio MGCM』に帰属。
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