【マジカミ】第1部 第2章「スペインユージュアリー」メインストーリーのあらすじ・感想・考察
公開:2019年08月01日 (最終更新:2021年07月27日)
みなさん、こんにちは。アプリビレッジのもりすかです。
前回のマジカミはセイラとここあが仲間に加わって、いよいよ魔法少女たちが4人になる話だった。
とびおの脳裏には何度も魔法少女たちとの見たことのない記憶がよぎる。しかも、その記憶は魔法少女との哀しい別れを予感させるシーンばかり。それが一体、何を意味するのか、不安と期待を隠せない。
それではさっそく続きを見ていこう。
エピソード1「魔法を使うリスク」
とびおはいつもの謎の部屋で、魔法少女の仲間が増えたことをカミサマンに報告していた。するとなぜか「手が早っ」とカミサマンは呆れ顔を向けられてしまう。
弁明のためにセイラとここあの出会いを偶然で片付けようとするが、カミサマンは首を横に振る。どうやら出会うことは必然だったらしい。
カミサマンの言葉に引っかかりを覚えたとびおは、何度も魔法少女たちとの不思議な記憶が流れ込んでくることを相談してみる。
話を聞いたカミサマンは「なるほど」と頷き、ポツリポツリと語り出す。
過去か未来か、それとも全く別の世界か、それはわからないけど、彼女たちと出会う「可能性」があったこと。そこでの記憶がとびおに流れ込んだに違いないと……
人生にはその場の選択肢によって、分岐していく「無限の可能性」が存在していることを聞かされる。
とびおの能力はその可能性を引き寄せる力。
誰でも魔法少女に変身させられるわけではなく、とびおと出会う「可能性が高い」娘たちだけに、その力を与えられる。それでも、かなり便利な「魔法」が使えるととびおは喜ぶ。
そんなとびおを見て、カミサマンは力を使うリスクがあると呟く。決して女の子たちを無理させないようにと、忠告を受けたが、浮かれているとびおの心には、深く刺さることはなかった。
とびおからオムニスに意識を移すと、いろはたち4人がいる朝の通学路だった。
今日も放課後にジャンボパフェを食べに行こうとここあが提案する。その様子はまるで、楽しげなどこか部活動のようだった。危機感のなさに、オムニスは不安を覚える。
そんな時、最近は少し遠くの「武良穂」周辺で悪魔が多発していることを、セイラが口にした。それを聞いたオムニスは悪魔の出現場所に偏りがあることに気がつく。
どういうことか思いあぐねていると、悪魔出現のアラームが鳴り出した。
エピソード2「尋ね人」
オムニスは、カラオケボックスで花織に切れられているところだ。今日だけで、すでに悪魔が3回も武良穂に出現しており、まっとうな学生生活を過ごす上での障害になっていた。
しかし、オムニスが悪魔を出現させているわけではないので、怒られても何も改善は出来ない。
どうして武良穂にばかり、悪魔が出てくるのかを、知る必要がある。悪魔の大好物のなにかを見つけるため、いろはたち4人は武良穂の調査に向かう。
私立武良穂。成績優秀なお嬢様学校。
その傍を通りがかったとき、腕に生徒会の腕章を付けた3人の素敵な女の子たちを見かけた。
必死にチラシを配っているようで、興味を持ったいろはがそれをもらってくる。チラシには「陽彩(アキサ)」という名前の女の子が、行方不明になったと写真付きで書かれていた。
自分たちの街と同じような事件が起こっている。最近、この辺りで悪魔たちがたくさん出ているので、当然だと言えば当然だ。
そんなことを話し込んでいると、チラシを配っていた女の子たちがドスの利いた声で話しかけてくる。
どうやら、いろはたちの会話が耳に届いたらしい。こちらを怪しみながらも何か知っているコトがあるなら、教えて欲しいと頼み込んでくる。
何も考えていない「いろは」と「ここあ」があっさりと悪魔の話をし始めた。当然、相手の女の子たちはそんな話を信じない。
実例をあげて話したが方がわかりやすいと、セイラは消えた娘が、元々存在しなかったことになっていないかと尋ねてみた。似たような状況になっていることで、3人の女の子たちは、いろはたちの話を信じ始める。
彼女たちの名は「蒼(あお)」「丹(あか)」「エリザ」といい、オムニスの姿も当然のように見えていた。
消えた女の子たちは「わたし達が助ける」と納得させようとしたが、悪魔の出現がスマホに届き、いろはたちは話そっちのけで悪魔退治へと向かうことになる。
エピソード3「帰宅子女」&エピソード4「ガミガミ君でも食べときな」
悪魔を無事に倒し終えると、バトルフィールドには一人の女の子が倒れていた。その顔は蒼たちが配っていたチラシに載っていた人物だ。
生きていたことに安心するが、このまま蒼たちの元に連れて行くと、犯人扱いされてしまうかもしれない。
悩んだ末に救急車を呼ぼうとするが、そこに蒼たちが姿を見せる。完全に誤解されてしまうが、また新しい悪魔が出現し、いろはたちは、逃げるようにその場を後にした。
それからしばらくして、いろはたちの前に突如として陽彩が姿を見せる。
どうやら、自分の身に何が起こったのか知りたくて、いろはたちをずっと探していたようだ。
もともと陽彩はカミカクシ事件について、気になっており、真相究明のために独自調査を行っていた。持ち前の高い知能を活かして、犯行推測時間と場所を割り出すことに成功する。
だが、そこで悪魔に出会い、その後の記憶がない。次に覚えているのが、いろはたちに助けられたところだった。
もうろうとする意識ではあったが、陽彩はいろはたちが着ていた制服をその場で覚え、学校を割り出し、今日、ここまでやってきたようだ。
陽彩は悪魔から助けられてから、悪夢を見続けるようになり、真実が知りたいと訴える。話を聞き、セイラはありのままを伝えることにした。
自分が悪魔に食べられたことを話しても、まったく動じない陽彩。それどころか、すんなりと事実として受け入れてしまう。おまけにオムニスのことも見えており、自分から魔法少女にしてくれと頼んでくる。
だが、子どものように小さい身長の陽彩に、いろはたちは不安を覚え、参加を認めようとしなかった。それどころか、「ガミガミ君でも食べときな」と、ここあがバカにする始末だ。
それでも陽彩は諦めないが、悪魔が出現してうやむやのまま、いろはたちは現場へと赴く。その場に残された陽彩は悔しそうな顔をしていた。
エピソード5「実践的研究」&エピソード6「まるでなってない」&エピソード7「天才少女のさざ波」
悪魔たちに囲まれていろはたちは窮地に陥っていた。
しかし、オムニスには悪魔たちが特別強いように思えない。むしろ、いろはたちが弱くなっているような感覚だ。
連戦が影響して、疲労が蓄積したのだろうと考えたところで、隣を見ると脅えながらも陽彩が立っていた。
陽彩は本物の悪魔たちを見て、自分の夢が現実に起こったことであるとハッキリと自覚する。そして、魔法少女たちの動きの悪さも気になり、野次を飛ばし始めた。
逞しく声を上げる陽彩。そこにはもう、脅えていた少女の姿はなかった。
作戦の指示をなにもしていないオムニスに、陽彩は呆れ顔を見せる。
そもそも魔法少女たちの動きが悪いのは、指示役(リーダー)であるオムニスの責任だときっぱり言い放つ。
自分をリーダーだと思っていないオムニスは否定するが、陽彩は軍事組織において、戦闘指揮がどれだけ大事なのかを語り始めた。そんな話をしているうちに、いろはたちはますますピンチに陥っていく。
見かねた陽彩は、もう1度、自分を魔法少女にするようにオムニスに頼み込む。
他に現状を打破する方法が思いつかないオムニスは、渋々、陽彩に魔法少女になる方法を教える。
そして、ついに魔法少女「陽彩」が誕生した。
陽彩の的確な指示によって、疲労困憊で劣勢だったいろはたちの動きは良くなり、無事にその逆境を乗り越える。小さいとバカにしていた陽彩に助けられたことで、陽彩を否応なしに認めざるを得なくなった。
ハグをして勝利を祝おうとするいろはに、陽彩は戦い方についてのレクチャー(説教)し始める。
勝ったという「結果」に満足しているみんなではあったが、陽彩はその「過程」が気に入らないらしい。一人一人にどこが悪かったのかをチクチクと責め立てていった。
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CHAPTER2「スペインユージュアリー」の感想
悪魔の出現場所の偏りという、ストーリーにおける重要な伏線が出てきた今チャプター。
高い知能を持つ「陽彩」、謎の究明にも大きく貢献するキャラとなるに違いない。話の流れから言って、蒼や丹も仲間になるかと思ったら、意外な事に攫われた本人から仲間になるというね。思いもよらない展開だった。
オムニスの話を全く納得していない蒼たちと、また出逢った時、どんな展開になるのか楽しみだ。
お気に入りのキャラはおっとりとしゃべる美少女、丹。彼女は身長170センチ以上とかなりの長身で、スタイルも抜群だ。
早く仲間になって、いろはたちとどのように絡んでいくのか、そして、どんな役回りになるのか見たい。
まあ、どことなく、セイラとかぶる感じがあるので、そこの使い分けもどうなることやら……本作「マジカミ」の興味は尽きない。
それではまた次回お会いしましょう。
本ページにて使用されている画像はすべて『©Studio MGCM』に帰属。
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