雰囲気が全く違うルイとルカ。だけど、高校の頃からの親友。過去、二人に何があったのか、こっそり覗いてみよう。

皆さん、こんにちは。もりすかだ
いつも読んでくれてありがとう。

前回はチーム2のみんなと水族館に来たら、ジャマーに襲われてしまう話だった。一緒にいたアイは無事に救出できたが、レイン、ルイ、ルカ、カエデはまだ見つかっていない。班長は三人を見つけ出すために、倒壊した水族館に再び入っていく。無事に助け出すことができるのか、早速見ていこう。

「水族館は絶体絶命！？」第1話

ルイとルカは真っ暗な水族館の中で出口を求めていた。だが、至るところに瓦礫がおちてきており、完全に閉じ込められている。対策本部に救援は入れたので、崩れさえしなければいずれ助けが来てくれるはずだ。

こんな時でも安心していられるのは、二人が高校の頃からの友人で気心が知れた相手だから。

人見知りだったルカとは違い、ルイは友だちも多く社交性も高かった。いつも一人でいるルカを不憫に思ったのかルイが、バスケに誘ってみた。だが、素っ気ない返事で相手にもされない。何日か繰り返していると、ついに――

「水族館は絶体絶命！？」第2話

迷惑なのかもしれないと思ったルイは、もうルカを誘わなくなった。

だけど、ある日のことルイがみんなとバスケをやっていたら、体育館の外からこっそりと中を覗いているルカの姿が見える。気になりながらも教室に戻ると、なぜか犬が入ってきており、しかも暴れ回っていた。

教室の隅っこで俯いていたルカを見て、ルイは真相に気がつく。

ルカに話しかけて、バスケを見に来たせいで犬にお弁当を食べられちゃったこと聞いてみると、やはりそうだった。ルイは自分のお弁当を一緒に食べようとルカを屋上に誘う。

引っ込み思案で人見知りなルカは、どうしてルイがいつもバスケに誘ってくれるのかわからなかった。その質問にルイは授業中にみた動きが良かったからだと答える。中学の頃にバスケをやっていたルカだったが、高校では授業で少し見せただけだ。小さなところに気がついてもらえて、ルカは笑みを浮かべた。

「水族館は絶体絶命！？」第3話

あの日、バスケの誘いを受けてからルカは少しずつ変わっていった。クラスのみんなとも遊ぶようになり、人見知りもだんだんと少なくなっている。そんな思い出話をしていると、ジャマーがいきなり後ろから襲ってきた。

二人の力でなんとかジャマーを退治した。だが、戦闘の影響を強く受けたようで、大きな振動が起こ始める。あちこちくずれていく。二人に死の予感が襲ったとき――

瓦礫の隙間から班長が姿を見せる。間一髪のところで班長が救い出し、二人は怪我をすることもなく、無事に脱出できた。

二人を救護班に任せた班長は再び、水族館に入っていく。まだ行方知れずのレインたちを探すために……

「水族館は絶体絶命！？」の感想

ルイとルカの心温まる高校生の頃のエピソードが描かれた今回の話。考えてみれば、この物語に出てくる女子は、もうみんないい歳をした女性だったことを思い出す。明らかに幼いのもいるが、概ねハタチを超えているのだろう。そう思うとなんだか感慨深い。

命を助けられたルイとルカが、班長にキュンとしてあっさり惚れてしまうとか、精神的にはまだまだ若い様子。というか、今までに出てきた女の子たちもみんな、班長に惚れているだろう。着々と構築される班長ハーレム。次は一体誰が惚れてしまうのか、乞うご期待だ。

そして、今回はピンク髪だけでなく緑髪まで出てきた救護班の女性。いやぁ、マジでかわいいので、ぜひ、新キャラとして出てきて欲しいところ。というわけでまた次回！

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