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美月と風香の意外な一面が明らかに。人物紹介ストーリー第二弾。二人の秘密を覗いてみよう。

公開:2019年11月23日 (最終更新:2020年12月03日)

皆さん、こんにちは。もりすかだ
いつも読んでくれてありがとう。

前回の話は3人の新メンバー出てきて、少しずつ人数が増えていく異形生物対策班。そして、陽菜と七海の紹介が主な流れだった。今回はタイトルからもわかるように美月と風香の紹介になっていくのだろう。七海のインパクトが強く、どうも目立つ要素が弱かった二人だけに、今回の話には期待したい。それでは早速見ていこう。

「美月と風香」第1話

七海にパンダのぬいぐるみをもらったレインはるんるん気分で、次の美月の部屋を目指す。また、ノックだけして相手の都合や返事を顧みることなくドアを開けた。

だが、驚かされたのは班長とレイン。なんとそこにはジャマーがいた。捕まえようとするが、うまく逃げられてどうにもこうにも逃げられてしまう。そうこうしている間に、ジャマーが美月の身体に密着する。

美月に頼まれて取ろうとするが、さすがジャマー。巧みに動き回り、うまく捕まえられない。

その間にも美月の身体のあちらこちらを弄った(不慮の事故です)せいで、だんだんと美月が変な声を出し始める。吐息がかかる恥ずかしい距離で頑張っていたが、結局は逃げられてしまい、そこをレインがガッチリとキャッチした。

「美月と風香」第2話

散々、美月の身体を撫で回したレインはいきなりそんな話をし始める。女の子にスタイルを褒められ、嬉しそうな顔を見せた美月は、自分がヨガをしていることを教えてくれた。宇宙人であるレインは当然、ヨガなど知っているわけもなく、その場でパソコンを借りて調べようとする。

そこで美月のパソコンにジャマーのデータが入っていることに気がつく。

先ほどこんな場所にジャマーがいたのは、美月がデータ収集のために喚び出したものだったらしい。美月はテキスト作成や情報をまとめるのが好きで、色々な方向からジャマーのデータを集めている。特に気になっていたのが、ジャマーから放出される「デタリキ」というエナジー。それがどのような効果を持っているのかについても調べられていた。

思わず驚きの声を上げてしまうレイン。タブレットを渡され、真剣眼差しで美月が入力したデータを読み解いていく。ポチポチと画面を操作していたが、ふいに聞き慣れない機械音が響いた。突然のことに当然レインは慌てふためくが、美月も驚きを隠せない様子。何かまずい状況になっただろう。

レインが押した場所を聞いて、美月は肩をガックリと落とす。データを完全消去するボタンが押されたようだ。完全にデータが消えて、また一からやり直しになってしまった。状況を知り、レインは泣きながら謝る。だが、美月は特に怒る事もなく、失敗は誰にでもあると笑顔で許してくれた。

美月の優しさにレインは心を打たれ、再度の謝罪と感謝を告げた。その後はヨガがダイエットに効果があると知り、レインも今度教わりながらやってみることにした。

「美月と風香」第3話

美月の部屋の訪問が終わり、今度は風香の部屋へ。四人目になるとさすがにレインも慣れてきたようで、きちんと声をかけてからノックをし、ゆっくりと訪問するようになった。

入ってきた班長とレインを歓迎するわけでもなく、抑揚のないフラットなお出迎え「用事はなに?」をしてくれた。気まずい空気を感じながら、話がしたいと告げると「読書中で忙しいから手短に」と、素っ気なく言われてしまう。

風香は本が好きだとわかり、レインは本を中心に話題を作ろうとするが、どれもこれもラノベだったらしく、風香に呆れられる。

話題に困っているレインを助けようと、班長は風香の部屋にあるたくさんの本を目を向けていく。その中で1冊の絵本が気になり、手に取ると、風香が興味深い顔を見せた。どうやら思い入れのある絵本のようだ。

風香は絵本のことになると、さっきまでも平坦なスタイルではなく、饒舌に話し出す。

休日も閉じこもってずっと本を読んでいるようで、多くの人と馴れ合うのは得意ではないらしい。そんな風香を外に連れ出すためにレインは今度図書館に行こうと提案する。戸惑いながらも風香はそれを承諾してくれた。

部屋を出ていこうとするレインに風香は、地球に来た記念にとさっきの思い入れのある絵本を渡してくる。いきなりの展開に驚きながらも、認められたような気がしたのか、レインは嬉しそうに微笑み、それを受け取った。

「美月と風香」の感想

美月の部屋にいきなりジャマーが出てき、ラッキースケベな展開になり、今回大丈夫か? と不安になっていたが、終わってみればほのぼのとしたいい話だった。

全て受け入れ優しく包み込んでくれそうな美月と、まるで「綾○レイ」のような雰囲気で本と孤独を愛する風香。どちらも陽菜や七海にはない魅力を持っている。ヒロインとしてふさわしいのは確実だ。

だが、惜しむべきはレインの個性が強すぎるところだろう。

宇宙から応援にきたドジっ子とか、鉄板過ぎて多くの人の心をガッチリと掴んでしまうに違いない。しかも、プライドも高くなく、みんなの話をウンウンと受け入れてくれるところがさらに好感を持てる。

そばに置いておきたい妹みたいな感じで、いやぁ、マジで天使やわ~。なんだか、話が終わってみれば、レインを喜ばせるためにあった話のような気がしてしまう。それだけ魅力がたっぷりだった。次回もレインの活躍に期待したい。それではまた!

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