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陰口に傷つき自信をなくしてしまった陽菜。それをモヤモヤとした気分で眺める七海。ケンカするほど仲のいい関係になれるのか!?

公開:2019年11月21日 (最終更新:2020年12月03日)

皆さん、こんにちは。アプリビレッジのもりすかだ。

前回は異形生物対策班、実行部隊が結成され、陽菜をリーダーに七海、美月、風香が新メンバーとして参加し、初陣に勝利する話だった。

おどおどとした態度の陽菜にリーダーの素質を疑われ、七海たちに陰口を叩かれていたのを聞いた陽菜。このままギスギスとした展開になっていくのか。早速見ていこう。

「クッキーマシュマロ」第1話

今日の朝からジャマー対策にやってきた実行部隊のメンバー。みんなが意気込む中で、陽菜の表情だけ暗い。

リーダーの資質を疑われ、自信をなくした陽菜はジャマーとの戦いでもイマイチな動きしかできず、みんなの足を引っ張ってしまう。どこか上の空の陽菜に気がついた七海。ハッキリ言わないと気が済まない彼女は、睨むような眼差しを陽菜に向ける。

間違いなくやる気はあった。だけど、今はみんなが自分をダメだと思っているようで、この場にいるのが辛くて仕方ない。居たたまれなくなった陽菜は任務の途中で逃げ出してしまう。

陽菜の後を追い、やっと見つけたのは、子ども達が楽しく遊んでいる公園だった。班長に気がつき、泣きそうな顔で俯き、謝ってくる。心配する班長に絆され、ポツリポツリと自分の気持ちを話し始めた。

みんなが不満を持っていること、昔から自分は何やっても中途半端だったこと、友だちも少ない方だったこと、リーダーに推薦されてうれしかったこと、頑張ったけど空回りだったこと。陽菜は完全に自信をなくしている。どんなに言葉を並べても今の陽菜には届きそうになかった。

そんな時、子ども達が泣き叫ぶ声が聞こえてくる。ジャマーがこんなところまでやってきたようだ。落ち込んでいた陽菜だったが、ジャマーを見てすぐに班長に子ども達に避難を頼み、そのままジャマー対処に向かった。

「クッキーマシュマロ」第2話

どうにかジャマーを倒せたが、まだ他にも数匹のジャマーが残っている。自分だけで全てのジャマーを退治できる方法なんて思いつかない。それでも自分一人でやるしかなかった。決死の覚悟でジャマーに挑もうとする陽菜。そこに他のメンバーがやってきた。

急いでやってきたのか、どことなく不機嫌な様子。文句の一つでも言いたい気分なのだろう。でも、今は目の前のジャマーを退治する方が先決だ。へこたれてしまいそうな気持ちを抑えて、ジャマー対処を始める。

戦いが終わっても、みんなの表情は変わらない。特に七海が異常に恐い顔をしている。自分だけで対処できずに迷惑をかけてしまったことを、申し訳なく思い、陽菜は謝罪を口にした。だけど、七海の反応は全く違っていて――

「なんで一人で背負いこんでんだ? なんで一人で考える! 助かりましたじゃない!」

七海は陽菜が頼りないリーダーだとわかったから、自分たちがサポートしていかなければいけないと話し合った。そして、長所や短所を活かして、チームを、そして、リーダーを盛り上げていこうと決めたようだ。

そして、三人の良くない点を考察してくれていた点にも、七海は礼を言う。

美月と風香もそれに続く。嬉しくて今にも泣き出しそうな声で陽菜もみんなによろしくと告げた。そして、残っているジャマーに向かって、陽菜は檄を飛ばす。

「クッキーマシュマロ」のチームリーダーの声に、もう迷いはなかった。

「クッキーマシュマロ」第3話

無事に戦いも終わり、話題はもっぱらチーム名について。

チーム1では素っ気ないと言うことで陽菜が一生懸命考えたようだが、美月と風香は微妙な顔を見せる。しかし、七海はスゴく気に入ったようで大絶賛する。自分が考えた名前が認めれて陽菜も嬉しそうに笑う。なんだかよくわからないがいい感じにまとまったようだ。

「クッキーマシュマロ」の感想

ギスギスした展開になりそうな感じで始まった今回の話だけに、その後を心配したが、思ったよりもあっさりと解決。でも、演出がうまかったのか、ジワッとこみ上げるモノがあった。

リーダーという存在に持つイメージは大きく分けて2通りで、リーダーは誰よりも優れていないとダメだと考える人もいれば、自分ができなくても周りをうまく使えれば良いという考え方の人もいる。役割や職種によってどちらが正解という話でもないが、陽菜と七海でそこがうまく対比させられているのが、素晴らしかった。

性格も二人は正反対で、陽菜はあまり強くは言えず、控えめだが、七海はずけずけと色々言ってしまう。一見、全く合わなそうな二人が最後に笑顔を向け合うシーンとか本当にいい関係に見える。毎回のストーリーは短いが、予想以上にデタリキZのストーリーがほのぼのしてて面白い。これは嬉しい誤算だ。

今回は七海の出番が多かったので、美月と風香の存在がやや薄くなってしまったが、これから活躍する場面がでてくるに違いない。この調子で楽しい話がどんどんでてくることを期待する。あと、クッキーもマシュマロも知らないレインが可愛かった。地球のおいしいお菓子をたくさん食べさせてあげたいところだ。

それではまた次回!

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