癖のあるメンバーが登場し、早速人間関係のトラブルが発生する。登場人物が増え、デタリキZが少しずつ動き出す。
公開:2019年11月20日 (最終更新:2020年12月03日)
皆さん、こんにちは。アプリビレッジのもりすかだ。
前回は異形生物対策班に配属され、初めてジャマーと対峙した班長が、陽菜やレインから色々学ぶ話だった。
今回は銀河守備隊(ガル)からやってきたレインを本部に連れて来たところから始まる。ここからたくさんのヒロインたちがでてくるはずなので、期待しながら読んでいこう。
「異形生物対策班、始動!」第1話
異形生物対策本部に戻ってきた班長たち。自己紹介をすませると、レインが現状と今後の対策について話し始める。
地球外生命体であるジャマーは「黒幕」によって地球にやって送り込まれているらしい。黒幕の正体は、レインが所属するガルでも全く不明。地球の対策班と協力して調査するために派遣されてきたようだ。
地球とジャマーはとても相性が良く、力の特性を持つ「デタリキ」というエナジーを生成し、放出できる。その中でも特別な力を持つモノを「デタリキZ」と呼ぶらしい。黒幕が人的被害はほとんどないジャマーを召喚し、地球に呼び寄せる理由は、そのデタリキZを採取するためとガルでは仮説を立てている。ちなみに「デタスティック」の力の源も「デタリキ」だ。
地球の銃火器も効かず、技術ではどうしようもなかったジャマーをあっさり排除できるだけの力がある。悪用すればとんでもないことができるのは間違いない。黒幕の狙いはなんであれ、悪用されないためにも、ジャマーをきちんと排除し、デタリキの回収をしっかり行う必要がある。そこで実行部隊が設立された。
元営業課所属の青井 七海(あおい ななみ)
元秘書課所属の白咲 美月(しらさき みつき)
元マーケティング部所属の黒木 風香(くろき ふうか)
メンバーは戦闘に関係ない課からやってきた人材だが、全員適性検査合格者。素質は十分だ。その中でリーダーに選ばれたのは――
班長代理の任をようやく解かれて安心していた陽菜だった。戦闘経験がすでにあるという点が何よりも大きい。無理やり戦わされただけなのに、班長の推薦を受けてリーダーに任命された陽菜。どんどん面倒なことになりそうだと頭を抱える。
そんな時、激しい警報が鳴り響き、ジャマーの出現を告げた。対策班実行部隊チーム1の初陣がここに幕を開ける。
現場に到着し、陽菜がデタスティックの説明を行う。コスプレさせられることに恥ずかしさを覚えながらも、三者三様の反応を見せる。それでも任務のために気持ちを盛り上げて、ジャマーたちに挑む。
「異形生物対策班、始動!」第2話
ジャマーを無事に対処したメンバーたちにねぎらいの言葉をかけるレイン。初戦を終えて、みんなぐったりとしていた。しかし、ジャマーはまだまだいる。疲れた身体を押してみんな戦いに挑む。それをほぼ一日中繰り返すことになってしまう。
陽も落ちてきて、ようやく一段落着く頃にはみんなぐでぐでに疲れ果てていた。
宿舎に戻ってきたメンバーたち。陽菜が宿舎内を案内していく。
七海に誘われて、みんなでお風呂に入る話が出たが、陽菜だけはレインに呼ばれてしまい、会議を続けることになる。それを見て、七海がどことなく険しい顔を見せた。
「異形生物対策班、始動!」第3話
話し合いは主に新メンバーの動きをまとめたモノだった。先行すぎるところがあり、バックアップの配慮がたりない七海。状況把握不足で、攻撃がワンテンポ遅い美月。協調性が低く、ワンマンな動きが目立つ風香。戦いながら、これだけのことを分析していた陽菜にレインは思わず拍手を送る。
嫌々とは言え、リーダーに選ばれた以上、陽菜は自分なりに頑張ってみようと思っているようだ。
お風呂に入っている三人。お風呂が温泉であることに満足しながらも、七海だけはどこか難しい顔をしている。風香が尋ねてみると、しばらく考えた末に重い口を開く。
その頃、会議が終わった陽菜は急いでお風呂に入ろうとしていた。少しでもみんなとスキンシップを取りたいという気持ちからだったが、お風呂の中で話しているみんなの声が聞こえてくる――
七海は陽菜がリーダーとして頼りないと思っているらしく、このままやっていける自信もないことを漏らす。その言葉に反対する人はおらず、むしろ賛同する意見が多かった。
そんな話を脱衣所で聞いていた陽菜は、自分がリーダーらしくなかったから、みんなに迷惑をかけてしまったのだと、ショックを受けてしまう。
リビングで一人落ち込んでいる陽菜を見つけて、班長が話しかけるが、なんでもないと慌てて立ち去っていく。相談したい気持ちはあったが、班長が陽菜をリーダーに推薦したことを聞いている手前、そんな話をできるはずもなかった。
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株式会社ステラ
「異形生物対策班、始動!」の感想
金髪ツインテールの七海、おっとり美人の美月、ロリ担当の風香とどれもコレも癖が強いメンバーだった。そんなメンバーが出てきて、いきなり人間関係のトラブルが発生するとか、さすが「BLACK CAT」「To LOVEる -とらぶる-」を手がけた「長谷見沙貴」が原作を担当しているだけのことはある。
ギャグ盛りだくさんの展開が多い「デタリキZ」だけに昼ドラなみの、ギスギス感がでるとは思わないが、どんな展開に持っていくのか想像もできない。
このままギャグ路線を突っ切るのか、女性特有のギスギス感を演出していくのか、色々な展開が想像できる。楽しみにしていよう。それではまた次回!
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