【アナデン】ついに第二部完結!おかしくなった世界を元に戻すことができるのだろうか!?【アナザーエデン 時空を超える猫】
公開:2021年04月13日 (最終更新:2021年06月02日)
皆さん、こんにちは。
余り触れることはありませんが、密かにアナデンをプレイしているもりすかです。
よっしゃ! ついに来た、アナデンアップデート! 長かった「第2部 東方異象編」もついに完結!
どれくらい長かったかというと、前回の「第2部 東方異象編 中編」から1年以上も経過している。それも、「クラルテ」とかいう、いかにも女性が考えたような線の細い男キャラとメリナが妙な雰囲気で冒険していく10部に渡る長編が挟まれたのが原因だ。
そんな謎のストーリーもこの間のアップデートで終わりを告げ、ようやくメインストーリーが進んだというわけだ。長かった、本当に長かった。こう言っては何だが、外典「剣の唄と失楽の翼」は2部が終わってから、第3部としてやれば良かったんじゃないのか?
まあ、外伝としたのはクラルテがアルド以上に活躍させるための伏線だったのだろうし、実際問題、「剣の唄と失楽の翼」の中ではアルドはモブキャラ化してしまっている。なので、正直、プレイしていて楽しめたものではなかった。うーん、簡単に言うと「はいはい、クラルテ最強、最強」という感じで、ポッと出のキャラを優遇しすぎだ。
アナダンでもクラルテだけ「冥」を上げる場所が3箇所もあり、運営がとにかくクラルテのごり押しをしてきた。まあ、そんなキャラだけあって、私のパーティの中では使用率も激高になっている。
クラルテへの非難は半分くらいイケメンに対する妬みだが、「剣の唄と失楽の翼」を否定してしまうのは、メインストーリーを放置しすぎたからだ。
「第2部 東方異象編」のせいで、色んな場所に東方の旗が立ち続け、世界観を台無しにされているのが嫌だった。そんな状況もこれで終わり。いよいよ「結」を迎えて、元のマップに戻ってくれるはずだ。
それではさっそく、世界を元に戻すために「第2部 東方異象編 後編」の冒険に出掛けよう!
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多数のダンジョンとボスが登場する
「第2部 東方異象編 後編」というだけあって、追加されるダンジョンは簡単なものを含めれば10こ近くになり、それに伴い強制戦闘である中ボスたちも多数登場する。ストーリーもタイタン族とオーガ族との兼ね合いで盛り上がりを見せるのだが……
なんというかね、全てが淡々と進んでいく感じ。フィーネの星5解放という一大イベントもサクッと終わり、クラスチェンジに必要なアイテム「とうとき乙女の詩篇」×10も近くのダンジョンを歩き回っているだけで全部集まるというあっさりぶり。
クラスチェンジのアイテムを集めるために、アナダンを何十周も回らされた他のキャラとのギャップがひどい。フィーネを優遇というか、フィーネのためにソースを割きたくないというのが透けて見えるのが哀しくなる。
そして、なにより、ストーリーの浅さが気になる。フィーネがお母さんと叫ぶシーンがあるが、母親はまるで眼中になく、状況の説明する有様だ。遠回しにいうと伝わりにくいのでハッキリ言うが、フィーネがいなくても今回のストーリーはなり立ったのではないだろうか。
それくらいフィーネが粗末な扱いを受けていたように思えた。クラルテなんかのポッと出には主人公クラスの活躍をさせたのにね……
ダンジョンでワクワクしなくなった
これも正直な感想になるが、ダンジョンが無駄に多いようにしか思えなかった。というのもアナデンの初期の頃は、ダンジョン毎に様々なギミックがあり、それを解いていくという楽しみがあった。
しかし、今のダンジョンは道を塞いでいるスイッチを見つけて、途中にある宝箱を探すだけ。そして、クリアしたらもう二度と足を踏み入れることのない死にコンテンツになってしまう。そもそもダンジョンがたくさんあるからといって、ストーリーが面白くなったわけでもない。
ダンジョンに行かずともストーリーが進められるのに、無駄にダンジョンを増やして、プレイ時間を延ばそうとしているようにしか見えない現状が残念だ。労力をかけてプレイヤーを愉しませるためにダンジョンを作っているのだから、もう少し頭を使わないとクリアできないものや何度も遊びに来たくなる「なにか」を導入して欲しい。
今はコンテンツがないから量だけ増やしたようにしか思えず、毎度同じシステムのダンジョンをやらされている気がして、楽しさも感じられない。ただマップを埋めて行くだけの作業にはこりごりだ。
アナデンのファンとしては、第1部の頃のギミックに溢れていた面白いダンジョンをもう1度思い出して欲しい。
ラスボスとの戦闘
ラスボスは3連戦になり、しかも休憩なしでビビってしまうが、負けても途中から始められるので、実際には連戦というイメージを持つ必要はない。3連戦を勝ち抜こうと思うなら、回復役を2人入れたり、途中でMP回復するように回していこう。特に最終形態はゾーンも展開してきてなかなかやっかいだ。
ラスボス自体は大した強さではないが、バリアで無敵とか、ストッパーとか、一気にダメージを与えられないギミックが施されている。まあ、これまでのボスたちに勝ってきたプレイヤーなら苦戦はしても、勝てないという事にはならないだろう。割と良心的な強さのボスだ。
キャラもグラスタも装備もある程度揃っているので、こんなことを言ってはいけないと思うが、正直、もう少し強くしても良かった気がする。様子見で勝っててしまうと倒した時の達成感がない。
アルドが今回のクエストで取得できる「エックス斬り・天」は、自身の天の値に応じて威力が増加する。ちらっと他の動画で見ただけだが、天をマックスに上げるなど条件が揃えば、初手で600万くらい出していた。ハッキリ言ってインフレまっしぐらだ。
ここまで強くなると、それに合わせて敵を調整すると倒せないプレイヤーが続出するだろうし、逆に強いキャラを持っているプレイヤーは、敵が弱すぎて面白みに欠けてしまう。難しいところだろうが、なんとか、うまくバランスを取って、白熱するバトルを作り出してほしいものだ。
そして、使わなくなったたくさんのキャラたちも活躍できるなんらかのコンテンツの導入も期待したい。
まとめ
正直な感想だと、ボスも弱かったし、ダンジョンもスイッチを押して道を作るだけのマンネリになり、面白いと感じるコトは少なくなってしまった。
このクオリティで第1部からやっていたら、おそらくアナデンをプレイするコトはなかっただろう。第2部後編の配信を楽しみにしていただけに、エンディングを見てたあとの焦燥感が大きかった。
あれだけ全力をかけて作った「剣の唄と失楽の翼」がただのクラルテよいしょストーリー。第1部のころからスタッフは大きく変わり、今のスタッフではこんな物しか作れなくなった。そういう事なのかもしれない。
つまらないのは世界が何も変わっていかないから。アナデンはいつの頃か完全に時の流れが止まってしまった。水だって留まっていると腐り出すように、アナデンも同じ進展しなければ腐っていくだけだ。
元の時間に戻さず、このままの世界で行こうと言い出したときはどうなるかと思ったが、世界観を台無しにしていた東方の旗がようやく消えてくれた。やっと、アナデンらしい街並みが帰ってきた。今はそれだけが嬉しい。
本ページにて使用されている画像はすべて『© Wright Flyer Studios © ATLUS © SEGA』に帰属。
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