【三国志タクティクスデルタ２】あの不朽の名作サンタクを完全継承しながら、究極の進化を遂げパワーアップした２がいよいよ配信開始！

「三国志タクティクスデルタ２」は2019年12月3日に「ITO GAMES CO.,LTD.」よりiOS / Android向けにリリースされた、可愛くミニチュア化した三国志武将たちを仲間にしながら、天下統一を目指すリアルタイムストラテジーだ。

全世界で800万以上のダウンロード数を誇りながら、突如としてサービスが終了した前作「三国志タクティクスデルタ」から、様々な苦難を乗り越えて、ようやく誕生したのが、今作「三国志タクティクスデルタ２」。前作の不具合などの問題点を修正しつつ、様々な点で進化を遂げている。

ストーリーと呼べるような物語は一切なく、なぜプレイヤーが世界制覇を目指して頑張っているのか不明だ。しかし、クエストの変わりである「バトル」には、ストーリーというものが用意されている。もちろん、クリアしても物語が進むような粋な展開はない。色んな意味でぶっ飛んだシステムを使っているので、プレイして面白い。拠点を立派に仕上げながら、武将たちを鍛えて、プレイヤーたちと色々な戦いに勝ち抜いていこう。

寂れた土地を開拓して立派な拠点を作り上げるのだ

本作「三国志タクティクスデルタ２」では、拠点を作り上げながら、他のプレイヤーたちと戦うリアルタイムストラテジーの要素がある。ゆっくりとしていたら他のプレイヤーにドンドンを差をつけられてしまうため、このモードでは時間経過と共に集まっていく資源を、如何にうまく使うかがポイントだ。

資源は「資金」「兵糧」「石」があり、それぞれで施設で作られていき、施設をタップするコトで報酬としてもらえる。放置すればするほど多くの資源を得られることになるが、問題となるのが生産上限だ。施設レベルが低いと上限が低くてあまり多くの資源を溜めていられない。プレイヤーがタップしなければ、上限から溢れた分だけ無駄になってしまう。施設を強化することで、一度に制作される資源の量が多くなり、生産上限も増していく。どうせ同じ時間、放置するなら多くの資源を手に入れたいところだ。

そんなワケで最初は「資金」と「兵糧」を作る工場をそれぞれ限度まで上げていくことが重要になる。資源が増えていけば、出来るコトも多くなり、その方が結果として国が豊かになるのは言うまでもない。そして、もう１つプレイヤーが使える資源があり、それはプレイ時間だ。資源をこまめにタップできれば問題ないが、さっきも言ったがタップがあまりできなければ全てが無駄になってしまう。さらに集まった資源も倉庫に限度枠があり、それ以上はそもそも確保出来ない。なので、適度に集めて適度に使っていく必要がある。

そして、時間を使う要素はもう一つあり、それは施設をアップデートするのに使う待ち時間だ。施設を増やすのも施設を強化するのも「職人」が必要になり、職人が作業している間は別のコトが行えなくなってしまう。待ち時間が長いものを優先してしまうと、それ以降の作業がずっと止まってしまう。すぐに終わるものを優先し、寝ている時間などに時間がかかる作業を進めておけば、時間を有意義に使える。小さな努力ではあるが、拠点をより早く大きくした方が有利に立ち回れるし、いずれ来る他のプレイヤーとの奪い合いにも勝利できるようになる。争いに勝てるようになれば、報酬ももらえて、さらに拠点が大きくなっていく。さらにゲームが楽になっていく。普段の努力がモノを言う。現実世界と同じだ。

オートで進行するバトルモード

本作「三国志タクティクスデルタ２」では、リアルタイムストラテジーの要素の他に、武将たちを育てながら、だんだんと難しくなるクエストを勝ち抜いていくバトルモードもある。このモードでは自分が育てた武将を使って、「ストーリー」などのコンテンツに挑戦していく。

バトルで使えるのは「武将」「兵士」「攻城兵器」の３つだ。基本的にオート進行になっており、プレイヤーはフィールド上で部隊を配置したいところでタップするだけでいい。あとはそれぞれの部隊が勝手に動いて敵と戦う。戦力が敵より勝っていれば勝し、そうでなければ敗北となる。戦闘速度のアップも機能としてあるが、課金をしてVIPを上げないと使えない。眺めているだけで終わるので放置してればいいのだが、倍速くらいは自由に使えるようにして欲しかった。

他にも「鬼神討伐」「遠征」「世界制覇」などもあり、バトルには豊富なコンテンツが多彩に揃っている。中にはプレイヤーのレベルに応じてコンテンツが解放されるものもあって、遊べる幅がだんだん広くなっていく。どのモードも非常に楽しいのでついついハマってしまう。

しかし、気をつけて欲しいのは、ゲーム内ではリアルタイムで物事が進行し、周りのプレイヤーたちもこちらを狙っていることを忘れてはならない。序盤はそれほど問題にはならないが、ゲームが進むにつれて他のプレイヤーからの資源略奪が脅威を増していく。大量に奪われることになったら、周りとの競争で大きく差をつけられかねないぞ。

まとめというか総評

コンテンツも豊富にあり、育成要素も多い。前作が意味不明に終了しただけあって、今作への意気込みを強く感じさせてくれる。課金アイテムである金塊を使うガチャも１日１度無料で回せたりするなど、プレイヤーへのサービスも完璧だ。長くゲームをしていれば、課金をしなくてもキャラは少しずつ揃っていく仕組みが素晴らしい。

ストーリーがなかったり、タップしないと資源が得られなかったり、アイコンが小さくて見えにくいなど不満な点もあるが、それでもやっぱり、長く続けてきたシリーズだけに操作性も高く面白さを十二分に感じられる。キャラクターたちも可愛くデザインされているし、ガチャで新しい武将を引くたびに見た目に癒されてしまう。小さな兵士達が画面いっぱいに広がってワラワラと駆け巡る姿も楽しい。施設を大きくしながら、資源を集めていき、色々なコンテンツで遊んでいこう。他のプレイヤーと関わりを持ちながら、高い戦略性のあるゲームをプレイしたい人におすすめのスマホゲームだ！

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