【アナザーエデン】ストーリー重視のソロ専用の本格RPG! メンバーの入れ替えやパーティ編成、ターンのシステム化など戦略性が熱いぞ!
公開:2019年11月25日 (最終更新:2020年11月19日)
「アナザーエデン~時空を超える猫~」は2017年4月12日に「Wright Flyer Studios」よってリリースされたiOS / Android向けの本格ターン制の戦略が楽しめるシングルプレイ専用RPGだ。
異世界が舞台になっており、主人公「アルド」が生まれ育った「現代」を中心に「過去」と「未来」を自由に行き来しながら、世界の謎に立ち向かっていくストーリーが抜群に面白い。崩壊した未来を救うために過去改変を行ったり、未来で大木を生やすために、過去に戻って木を植えたりとユニークなアイディアがたくさん詰まっている。
戦闘は本格王道のターン制のバトルでありながら、控えとの入れ替えによって発生する「ヴァリアブルチャント」システムで、敵を弱体化させたり、味方を補助したりと、仲間をどのタイミングで入れ替えさせるかで、戦闘の行方が大きく変わってくる。絶対に勝てないような相手でも入れ替えを駆使すれば、楽に倒せたりするので、戦略性は半端なく高い。
今どきのスマホゲームとは思えないほど、硬派な仕様になっており、他人と関わるマルチ要素はまったくなく、一人でのんびりと遊び続けられる。もちろんだが、イベントのランキングやPVPによる賞品などもなく、純粋にRPGが好きな人に好きなだけ遊んでもらえるシステムはかなり素晴らしい。王道RPGをスマホで手軽に遊びたい人におすすめのスマホゲームだ!
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株式会社ステラ
圧倒的なスタッフ陣が送り出した感動の名作
本作は過去と未来、そして現代を使った難しいストーリーになっていながらシナリオに破綻がない。第一部が終わった時には思わず鳥肌が出てしまうほど、感動してしまう。そんな素晴らしいストーリーを生み出したのは、「加藤正人」あの「クロノトリガー」の生みの親だと言えば、今作に賭ける思いがわかってもらえるだろう。
「クロノトリガー」もいくつもの世界を行き来しながら、最後のエンディングに迎えるあのシステムはかなりよかった。未だに最高のRPGだと言う人もいるほどだ。そんなストーリーを彩るミュージックは「クロノトリガー」の「光田康典」と「ルミナスアーク2」の「土屋俊輔」、さらに「マリアム・アボンナサー」と実力派ばかり。非常に神秘性の高い、クラシックのような音楽でゲームを圧倒的に盛り上げてくれる。
ストーリーにはボイスはまったくなく、キャラクターがしゃべっていてもテキストだけで終わってしまうが、戦闘ではきちんとボイスが使われており、しかも豪華な声優ばかりになっている。「茅野愛衣」「佐藤利奈」「釘宮理恵」「鳥海浩輔」「内田真礼」「早見沙織」「緑川光」「沢城みゆき」「小清水亜美」「子安武人」「川澄綾子」などなどすべてを書き切るのは困難なのでこの辺りで声優の紹介は勘弁してもらおう。誰がどの声を演じているかを探しながらゲームを楽しむのもいいだろう。魅力的な声でバトルを盛り上げてくれるぞ!
プレイヤーの頭脳を試すターン制の本格バトル
本作の面白さはストーリーだが、もちろん戦いのメインとなるバトルシステムも負けていない。バトルは完全なターン制バトルで、今どきのオートは導入されておらず、バトルスピードのみを変更できる。そのバトルスピードでさえも、後述する必殺技の「アナザーフォース」を発動する時はジャマになってしまうほど、丁寧に作られたシステムだ。
パーティはメイン4名とサブ2名の合計6名で編成される。普通のRPGであれば、強いキャラをメインにして弱いキャラは自然とサブになってしまうだろう。しかし、サブにいる間はHPとMPが回復し、休憩という意味でも使えるし、さらにサブからメインに上がる際にキャラごとの「ヴァリアブルチャント」を発動させる。これが非常に強力で、敵のダメージを極限まで減らしたり、次の仲間の攻撃を大きく上げたりと攻略をする上で欠かせない要素だ。
つまり、能力が低くても「ヴァリアブルチャント」が優秀であれば、メンバー入りもありえるし、強いキャラをサブからメインにして一気に敵をたたみかけるなどの作戦も有効となる。敵が全体攻撃をしてくる前に仲間たちを下げて、防御力の高い奴で防ぎ、次のターンでみんなを前に出して立て直すなど、戦略性はかなり広い。
キャラはそれぞれ3つまでスキルを配置することができ、使用するとMPを消耗する。スキルはキャラ毎に異なっており、1人あたり大体10個程度の種類を持っている。そして、似たようなスキルはあるが、厳密に言うと全く同じスキルは存在せず、属性が違ったり、威力が違ったり、おまけがついていたりと幅広く存在する。それらの中から自分で戦闘に役立つスキルを3つ選んで、戦闘に望むことになる。
他人と全く同じパーティでもスキル編成が違えば、勝てないという状況も当然出てくるし、メンバーが違えばなおさらだ。そこに敵の行動を読んで最善の行動を重ねていくとなると戦闘効率も大きく変わるのも想像できるだろう。そして、画面上部のゲージが貯まったら、最強の必殺技である「アナザーフォース」が発動できる。
「アナザーフォース」はゲージを使い切るまで時間を止めて、一方的に殴れる技だ。行動を選ぶ際にもゲージは減少していくので、バトルスピードを速めにしていると、ゲージを選ぶ時間分だけ威力が下がってしまう。選択に自信がないようであれば、「アナザーフォース」を発動する前は忘れずにスピードを遅くしておこう。
ここがGOOD
- 涙が出てくるほどストーリーがよく、壮大な世界観で楽しめる
- ソロプレイ専用なので他人と比べることがなく、気楽に遊べる
- キャラが魅力的で当りを引けた時の喜びが大きい
ここがBAD
- 過去に問題を起こしたことがあるほどガチャの確率が渋い
- オート戦闘がないので「ながらプレイ」など、手軽に遊ぶのは難しい
- 課金アイテムの配布が少なく、無課金で遊び続けるにはリアルラックが必要
まとめというか総評
本作のシステムに悪い部分はほとんどないが、ガチャ周りはとにかくシビアで厳しい。特にレアリティによってキャラの最大レベルが決まっているので、最高レアリティを引いてこなければ話にならない。最高レアに進化させられる「夢詠みの書」という救済処置もあるが、これも100分の1程度に設定されているため、安定した供給は難しい。
最高レアリティを作れなければ、ゲームの進行が不可能までは言わないが、かなり難しくなってしまうので、キャラの引きが弱い人は無課金では続けるのは困難だろう。さらに「ヒーラー」に関しては必須レベルなのに、それを入手するのも少し後になってしまうなど不満が残る。
もちろん、引きがよければガチャに不満を持つこともないだろうし、序盤を乗り越えればクエストで最高レアが手に入るようになっていくので、それなりに戦力が揃っていく。序盤をどう乗り越えていくかが本作の最大のキモとなる。とくに赤ちゃんのような強大なボスは初見殺しと呼んでも過言ではない強さになっているので、気を引き締めて戦っていこう。
ガチャの面だけクリア出来れば、魚釣りや村を発展させたり、アニャザーエデンと言った本編とはまた違った雰囲気で楽しめるミニゲームも数多く用意されている。時間を忘れてずっと遊んでいたくなるほど、色々と面白いところが多い。さらにストーリーも定期的に追加されるなど、運営の頑張りを感じずにはいられないだろう。
世界観が合い、ゲームに課金しても問題ないという人であれば、確実に神ゲーとなる。最高のバトルを堪能しながら、世界中を旅してやりこみ要素のボスキャラたちを討伐していこう。遊ぶことは満載。本格的なRPGでながーく遊び続けたい人におすすめのスマホゲームだ!
本ページにて使用されている画像はすべて『© Wright Flyer Studios 』に帰属。
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