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【アクション対魔忍】累計シリーズは10作以上、数々の変態的な要素で伝説を作ってきたあの「対魔忍」がスマホのアクションゲームとして誕生したぞ!

公開:2019年12月28日(最終更新:2022年04月04日)

グローバル版のリリースで日本語版と統合した。

「アクション対魔忍」は2019年12月24日に「GREMORY, INC.」がiOS / Android向けにリリースした、コマンドでスキルを発動させたり、回避したり、「対魔忍」として色々なプレイが楽しめるアクションRPGだ。

「対魔忍」シリーズは、圧倒的な身体能力と強さを持つ「くノ一」たちを、洗脳して性奴隷に仕上げるような超がつく変態的な内容のラノベゲームでありながら、様々なスピンオフ作品が登場し、今では10作を超えるシリーズ作品となっている。もちろん、マニアが喜ぶ変態的な描写が数多く登場するので、圧倒的なファンも多い。

そんな「対魔忍」がなにを勘違いしたか、性の描写に異常に厳しいiOS版にも登場すると言うから、その期待はリリース前から高いものになっていた。しかし、蓋を開けてみれば、驚くほど正当なアクションゲームになっており……いや、むしろ、高い操作性とアクション性で並のスマホアプリでは太刀打ちできないレベルに仕上がっている。格闘ゲームクラスの激しいアクションゲームを求める人におすすめの新作スマホゲームだ!

操作できるのは3人の対魔忍

対魔忍シリーズをこよなく愛する変態紳士の皆さんなら当然、主人公クラスはみんな知っていると思う。今回はそんな中から選ばれたのが最強の対魔忍(笑)で評判の「井河アサギ」、その妹でよく捕まる「井河サクラ」、さらに日焼けが眩しい「水城ユキカゼ」の3人だ。個人的にはヴァンパイアハーフの「心願寺紅」は入れて欲しかったが、今後のアップデートに期待しよう。

選んだキャラをプレイアブルキャラにするコトができる。選ばなかったキャラはストーリーが進めば購入できるようになる。ガチャではなく、購入である点はポイントが高い。しかも、ゲーム内で手に入る「対魔忍石(ガチャ回す課金アイテム)」で購入できるとなればなおさらだ。おまけに通常のガチャだと対魔忍石40個で1度回せる価格設定の中で、キャラの購入が800対魔忍石とかなり安い。20連ほど爆死したと思えば、ラクラク購入できると思うと安さがわかってもらえるだろう。

さらにキャラを彩るコスチュームも8種類がすでにあり、こちらは対魔忍石150~250個(種類によって値段が異なる)で購入可能だ。学生服や光学スーツ、特務中隊、闇堕ち衣装など定番のモノからマニアックなモノまでその品揃えが豊富になっているだけでなく、色も4種類から自由に変更できるようになっている。もう1度言うがこれが高くても対魔忍石250個で購入できる……うむ、やばい。

ゲームをやるテンションも上がるし、気に入った服があったら速攻で買ってしまおう。爆死したと思えば安いモノだ。

ネームバリューに負けていない素晴らしい完成度!

「対魔忍」シリーズは元々がラノベゲームだっただけにそのシナリオの完成度は高い。普段なら色々と作戦を練って、あっさりと捕まって陵辱されるだけのゲームに成り下がってしまうところだが、見事な心理描写や最後までオチの読めない意外な伏線など、「対魔忍」が高い人気を得ているのがストーリーをきちんと読んでいればわかる。

本作「アクション対魔忍」では、あっさりと敵に捕まることもなく、卑劣な仲間の裏切りに遭うこともなく、敵に洗脳されたりもしない。ましてや「感度3000倍」などになったりもしない。悪い奴が出てきて、それを対魔忍たちが気持ちよく倒していくというどこか物足りない……ゲフンゲフンな、王道ストーリーだ。

肝心の「アクション対魔忍」のゲーム性はと言うと、かなり満足できるアクション性になっていると言わざるを得ない。仮想コントローラーを使ってキャラを操作するだけでなく、攻撃ボタンには短く押すパターンと長く押すパターンが用意されており、それを組み合わせたりすることで、スキルが発動する。戦いながら自分が発動させたい技をうまく繋げられるので、格闘ゲームをやっているような爽快さが味わえるぞ。

さらに敵を攻撃したり、倒したり、時間経過で必殺技のゲージが溜まっていき、マックスになればEX技が発動できる。カットインの演出もあり、かなりカッコいい仕上がりだ。ぜひその目で見て欲しい。敵の攻撃をステップ回避するボタンがあったり、使うスキルを自由に組み替えたり、伸ばしたい能力を決めていったりと、自由な戦闘が出来るシステムは盛りだくさん。

カメラワークが若干おかしくてこの先、一撃死するような強敵が出てきた場合不満に繋がりそうではあるが、現状ではカメラを動かしている余裕もあるので特に問題はない。これもまた今後の開発に期待しておこう!

闇鍋となったガチャに希望を託せるか

本作「アクション対魔忍」では、プレイアブルキャラは購入することができるが、サポーターはガチャで手に入れることになる。サポーターはレベルが上がるごとに開放され、最大3人まで加えられる。一人がメインサポーターとして、サポートスキルとステータスを提供してくれる。残りの二人はサブとして、ステータスだけの提供だ。

強力なスキルを持つサポーターを手に入れば、回復を行ったり、追加攻撃ができたりと、クエストのクリアが容易になっていく。ただし、ガチャで引いてすぐは弱いのである程度育てないと役に立たない。キャラを育てるにはガチャで引いたハズレを使って素材にするしかない。個々が中々厳しいところだ。大量に回せない無課金では、素材となるハズレの供給があまりなく、適当に強化に使っていたらすぐに枯渇してしまう。そのためにある程度当りを引いてからの育成をしたいところだ。

最初に1回ガチャを回させてもらえるので、いいサポーターが手に入るまで粘るのもいいだろう。ただし、いくつかのステージをクリアしなければならないので、割と面倒だが……まあ、リセマラについては個人の価値観で決めるといい。

ガチャではサポーターだけでなく、武器も同時に排出される。この武器がくせ者で、キャラにあった武器を手に入れないとゴミになってしまう。「アサギ」なら刀、「サクラ」なら小太刀、「ユキカゼ」なら二丁拳銃と言った具合にそれぞれのキャラにあった武器だけが装備可能だ。もちろん、武器にも強化があり、外れた武器は強化に使用出来る。無課金なら何を強化するのかしっかりと考えてから選びたい。

まとめというか総評

変態ゲームの代名詞となっている「対魔忍」ではあるが、予想を超えて満足できるアクションゲームになっている。ストーリーは読み応えがあり面白く、アクションも多彩なコマンドで本当に対魔忍として戦っている気分になれる。反面、ステージの狭さやカメラワークの厳しさがあり、満点とは言いづらくなってしまった。もう少しテストプレイを重ねて、遊びやすくなれば確実に満点のできとなるだろう。

ここがグッド

  • あの対魔忍たちを3Dグラフィックで自由に観察できる
  • 高いアクション性とゲーム性で飽きることなく遊べる
  • キャラと衣装がゲーム内のアイテムで購入できる
  • ユキカゼが可愛い

ここがイマイチ

  • カメラワークが絶望的にダメ
  • ステージが同じで狭く単調なバトルになる
  • キャラを本気で育成すると莫大なお金が動く
  • スマホがやばいくらい熱くなってしまう

まだ出たばかりなので、今後が全く見えない。年末年始の充電期間を経て、来年からどれくらいの発展があるかによって大きく変わるだろう。ストーリーを進めると新しいコンテンツも開放されていくが、長い休みの間に多くの人が遊び尽くす。

そこでプレイヤーに飽きを感じさせず、魅力的なイベントなどを行って、対魔忍の全てのキャラが扱えるようになるところまで発展して欲しいところだ。変態プレイの多い対魔忍シリーズとは思えない、遊べるアクションゲームになっている。危ない衣装で戦う変態女子たちの姿を眺めながら、アクションを楽しみたい人におすすめのスマホゲームだ!

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