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数多の廃人を生み出したMMORPGの元祖「EVERQUEST」をエミュで思いっきり楽しんじゃおう!

公開:2021年02月01日(最終更新:2021年03月04日)

「EVERQUEST」というゲームをご存じだろうか? Sony Online Entertainment(SOE)が1999年3月に、米国でサービスを開始したWindows用のMMORPGだ。ネット上でみんなとゲームするなんて今となっては当たり前のことすぎるが、その当時は画期的なシステムで世界でもまだ数えるほどしかなかった。

なので、英語だけのサービスでありながらも日本人のプレイヤーもたくさんいたし、面白すぎてプライベートに支障を来たす、所謂廃人プレイヤーも数多く輩出させた。このゲームに出会わなければ人生は全く違ったものになったと言う人も、かなりの人数いるだろう。私もその一人だ。

色々な旅先で友だちが増え、みんなで一緒に狩りをして遊ぶ。狩りの合間に下らない話をしてずっと笑っていられた。このゲームだけやっていれば、もう他に何もいらないと本気で思っていた。だけど、まあ、遊んでばかりではいられないので、泣く泣く「引退」し、今に至る。それでもゲーム内で培った数年は今でもいい思い出だ。

そんな中、ふいに見つけたのが「EQemu」という本家エバクエを他の人が作ったサーバーで遊んじゃおうというエミュレーター。エバクエは最初こそ、月額1500円ほどでやっていたんだけど、なんだかんだとあるうちに機能限定のフリー版が出てきたり、方向性もカジュアルなものに変わっていった。なので、今は公式サイトにいけば、すぐにゲームで遊ぶことができる。

なぜ、今、あえてエミュでエバクエを遊ぶのか?

マクロが使えるからというのが一番大きい。ライブ鯖では絶対に楽しめない遊び方をすることこそ、エミュ鯖の醍醐味だろう。

もちろん、古き良き、過去のエバクエを体験できるという点もある。死んだら死んだ場所まで戻って装備を取り戻さなきゃいけないし、大陸を移動するだけでも一晩かかったし、船が一時間に一本だったり、もう、とにかく不便を詰め込んだようなゲームだった。

だけど、それが面白かった。不便を不満に思うこともなかったし、友だちや仲間とだらだらとしゃべりながら、移動していると本当に旅行をしているような気分になれた。だから、あの頃のゲーム内の友だちとは、リアルでは一度も会ったことがないけど、リアルに負けない親近感をもって接していた。今では考えられない話だ。

最近はゲームはほぼ効率重視で、移動時間は極力短め、戦闘もあっさり。ミッションだけでランダムでパーティを組み、サクッと終わらせたら、会話もなく即解散。手軽な分、コミュニケーションはまず生まれない。不便な部分があるからこそ、ゆっくりとした時間ができて、自然と会話が生まれ、親しい友だちが増えていくのだろう。

話を戻すと、とある人のブログで、「EverQuest Project1999」というものを知り、興味が湧いたので、昔買った「EverQuest Titanium Edition」を押し入れから出してきてインストールして遊んでみた。

結果、ホラーゲームですか?

マジでマゾい。いや、ヤバいよヤバい。

スタート地点からどこいけばいいか分かんないし、街から出られないし、とにかく暗いし、やっと外に出ても最初の敵が強くて簡単に倒せないし、すぐに死ぬし、と愚痴ばかり零れるゲームだった。

レベル4まであげるのに、余裕で一日かかったね。昔の不便さを完璧なまでに再現されていた。昔のマゾゲーを体験してみたい人は、ぜひ「EverQuest Project1999」で遊んでみよう。日本人もちらほら見かけたので、話しかけてみたらきっと仲良くなれるはず!

エミュはゲーム設定がサーバー毎に違う

発売当初のエバクエ「EverQuest Project1999」は、懐かしくてめっちゃ面白いんだけど、今からレベル60にするのに、何ヶ月かかるんだと思ったら、さすがに続けるのは無理だった。しかも、同じIPでの接続が1台までなので、複数アカウントを使って遊ぶこともできない。

そんな中でサーバーリストを眺めていたら、人数の多いサーバー「Project Lazarus」に興味を惹かれる。

調べて見ると独自のシステムを使っており、Project Lazarusの公式サイトにアクセスして、説明通りに進めていけば、「EverQuest Titanium Edition」を持っていなくても、サーバーにアクセスできるようになる。やったね♪

サーバーオリジナルの設定もさることながら「Macroquest2/E3」というマクロシステムを使って、他のアカウントをBOT化させて、擬似的なパーティを組むことができるというのが素晴らしい。しかも、設定を細かく変更すれば、自動で敵を倒し続けるBOTとかだって作れちゃう。

ロボットシミュレーションゲームで、ロボットの設定をずっとこねくり回していた人にはかなりハマるシステムになっているぞ。全て英語で書かれたサイトであるため、ハードルが多少高い。日本語でポイントだけをピックアップしていこう。

EQemuのProject Lazarusにログインするまで

まずはEQemuで遊ぶためにアカウントを作る必要がある。これは全てのサーバーで共通して使えるので一度作れば問題ない。とある人のブログの中央くらいに取得方法がわかりやすく書かれている。登録にはメールアドレスが必要になるので、複数のアカウントで遊びたい人は、Yahoo!やGoogleなどを使って、メールアドレスを確保しよう。

次はProject Lazarusの公式サイトにアクセスして、「Client Installation」の項目に書かれている4つのファイルをダウンロードしてくる。リスト番号で言うと1・3・4・5の部分にあるリンクをクリックすればファイルに辿り着く。

ファイルは本体「Project Lazarus.zip」に「spells_us.zip」「dbstr_us.txt」「Bazaar.zip」の設定ファイルで計4つ。

本体ファイル「Project Lazarus.zip」を解凍すると、たくさんファイルが入ったフォルダがでてくる。ぶっちゃけ、改造されたエバクエそのものだ。これにダウンロードしてきた3つの設定ファイルを入れて、上書きしてしまえば完成となる。ただし、bazaarはいくつかファイルの削除が必要になるので、先に消してから入れた方が安心だ。

消すファイルは以下の画像を見て、間違えないようにしよう。ファイルを名前順に並べると見つけやすいぞ。

設定ファイルまで入れ終わったら、本体のフォルダーにある「eqgame.exe」のショートカットを作り、ショートカットの「プロパティ」を開いて、リンク先(T)に書かれている「eqgame.exe"」の後に「patchme」を入れれば完成だ。つまり、「eqgame.exe" patchme」となる。これが終わればショートカットをダブルクリックすればEQが立ち上がるぞ。あとは先ほど作ったアカウントでログインすればリストを見て、Project Lazarusを選べばいい。

あとは「4gb_patch.zip」も入れるように書かれてあるが、なくてもプレイには支障はでなかったので省いている。もしも、ゲームを遊んでいて、クラッシュすることが多くなったら使ってみて欲しい。使い方は「4gb_patch」フォルダ内にある「4gb_patch.exe」を実行し、エバクエ本体にある「eqgame.exe」を選択するだけだ。

エンジョイEQライフ!

次回は複数のアカウントをマクロを使って、自動で動かす方法を解説していく。

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